続き ページ23
潮江文次郎
「……来い」
服の裾を握りしめ
そう言った貴女に
彼は手招きをし
小さくなった貴女を優しく包み込んだ
立花仙蔵
「どんな声だろうと私が愛したのはお前だけだ」
声が変わってしまったくらいで
貴女自身が変わる訳ではない
“何も心配する事はない”
彼は貴女を安心させるように
優しく頭を撫でた
七松小平太
「……誰かに何か言われたのか？」
貴女の声が好きだと言ってくれた彼
だからこそ
今のこの声を失ってしまうのが怖かった
震えた声で彼に尋ねれば
心配そうにこちらを見上げる彼に
私は少しホッとした
中在家長次
「……私の事も愛してくれるか？」
言葉をあまり発さない彼は
貴女にそう聞き返す
貴女は当たり前だよなんて
返せば“私も今のお前と同じ気持ちだ”と
小さく口角を上げてみせた
食満留三郎
「うざいってくらい愛してやるよ」
不安そうな顔をしていた貴女を
めいいっぱい撫で
ニカッっと白い歯を見せる
貴女は安心したのか
彼につられ笑顔を見せた
善法寺伊作
「勿論だよ」
白い息がため息と共に
口から漏れ出す
彼は悲しげな貴女の背中に縋りより
そう耳元で囁いた
黄昏甚兵衛
「この身が朽ちるまでお前を愛そう」
真剣な瞳から伝わる
その強い意志に
貴女は不意に涙を流す
彼の胸に顔を寄せ
今ある愛を感じた
雑渡昆奈門
「愛しているよ、ずっと」
彼の服の裾を握り
大粒の涙を流す貴女に
彼は何度もそう繰り返す
貴女の笑顔が見れるまで
諸泉尊奈門
「それで愛さない方がおかしい」
愛した人の声が出なくなったくらいで
離れるなんて
最低なやつがする事だ
彼はフンと鼻を鳴らすと
貴女に向き直り
“私は絶対に手離したりしない”と言い放った
山本陣内
「心配する事ない、私はずっとお前だけを愛すからな」
触れられた頬が
少しずつ熱を灯していく
冬なのに暖かい彼の手に
そっと自分の手を重ねると
涙が溢れた
なんで、かな？
高坂陣内左衛門
「当たり前だよ」
そう微笑んだ彼は
貴女の頬を優しく撫でた
ありがとう
貴女は小さく口にすると
一筋の涙を流した
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
えっとね…
ケーキ屋のバイトはしんどいよ…
クリスマスが地獄でしかないよ…
未だに全身の疲れが取れないんだ…
誰かお恵みをください…
あ、だいぶ遅いけど
メリークリスマス！
｢お兄ちゃん｣と呼んでしまってみた (上級生)→←｢いつか、綺麗な声が出なくなっても、それでも、私を愛してくれますか？｣ (上級生、タソガレドキ)
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_:(´?`」 ∠):SARA(プロフ) - こんばんさ！！この作品めちゃくちゃときめきます！！これからも頑張ってください！！ (2020年5月6日 3時) (
レス) id: 71fd198896 (このIDを非表示/違反報告)
モコナ(プロフ) - ディアスさん» 今晩は！今「忍術学園の女の子」と言う作品を書いてます。読んでくれたら幸いです！後出来ればアドバイスやコメ残してくれたらもっと嬉しいです！よろしくお願いします！ (2020年2月5日 21時) (レス) id: 238aca14d7 (このIDを非表示/違反報告)
楓 - ディアスさん» やばい…胃腸炎なった… (2020年1月14日 13時) (レス) id: 2c1e534288 (このIDを非表示/違反報告)
飴松(プロフ) - ディアスさん» でも初めてかも年齢30代のキャラで可愛いって思ったの。了さんが初めてだわ (2020年1月10日 9時) (レス) id: 8cf64cda3d (このIDを非表示/違反報告)
ディアス(プロフ) - 楓さん» 私も遅くなったけど、明けましておめでとう！お疲れ様です！……2人共やめなされ。 (2020年1月10日 7時) (レス) id: 105da01e4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ディアス | 作成日時：2019年12月10日 12時
