忍たま達に色々な事してみた！１０

｢いつか、綺麗な声が出なくなっても、それでも、私を愛してくれますか？｣ (上級生、タソガレドキ) ページ22

わんこの神。様リクエスト

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平滝夜叉丸


「愛するに決まっている」

少しカサついた手が

貴女を手を包み込む

冷たい指先とは裏腹に

貴女の心は暖かかった






綾部喜八郎


「綺麗な声じゃなくてもAはAでしょ」

確かに透き通るように綺麗な貴女の声

彼は何度か褒めてくれた

いつかはなんて俯く貴女に

彼は白くなった空を見上げそう言った






田村三木ヱ門


「最後の時が来る日まで愛すよ」

暖かな光の前で

貴女の肩を引き寄せる

だが回された弱々しい腕に

貴女は静かに目を閉じた






浜守一郎


「聞かなくてもわかるだろ」

そう言って

貴女に優しくキスを落とす彼

恥ずかしそうに袖の影に顔を隠せば

彼はフッと笑い

頭を大きな手で撫でた






斉藤タカ丸


「そんな悲しそうな顔しないで」

寂しそうな顔をする貴女の頬に

彼はそっと触れ

涙が零れ落ちそうな瞳にキスをする

“愛し続けるよ”






久々知兵助


「俺はそれくらいでお前を手離すような軽い男じゃない」

強くそう言い放つ彼に

貴女はありがとうと声を漏らす

だが握られていた手は

微かに震えていた

彼も不安なんだろう






尾浜勘右衛門


「急にどうしたんだ？」

ある雪の降る日

不安げな貴女の声に

彼は心配そうに見つめる

私には貴方だけだから

小さくなっていく言葉に

彼は“大丈夫”とたった一言呟いた






竹谷八左ヱ門


「愛を誓ったからお前と居るんだろ」

貴女の頭をくしゃりと撫でる彼

例えどんな姿になろうとも

彼が愛するのは貴女だけ

握られた簪が

明かりに照らされキラキラと輝いていた






不破雷蔵


「そんなの決まってるじゃん」

俯く貴女を

彼は力強く抱き締め

“愛してるよ”と

はっきりとした声で伝えた

貴女は何も言わず

ただ涙を流し彼の背に腕を回した






鉢屋三郎


「一生お前を愛す」

貴女の声が手が姿が

変わってしまっても

彼は貴女を愛すだろう

あの日

雪のように溶けていく貴女に

惹かれてしまったのだから

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