忍たま達に色々な事してみた！１０

続き ページ3

川西左近


「隣おいでよ」

自分の隣を叩く彼

貴女はゆっくりと腰を下ろすと

少し空いた2人の隙間を埋めるように

彼は貴女に寄り添った

“いいでしょ、恋仲なんだから”






池田三郎次


「いい嫁になるな((ﾎﾞｿｯ」

不意に出た言葉に

彼はハッとして口を抑える

不思議そうに首を傾げる貴女に

彼は“なんでもない”と背中を向けた






能勢久作


「こだわりとかあるのか？」

同じ茶葉を使っているのに

自分で淹れたお茶と

貴女が淹れたお茶は少し違っていた

あるけど教えないなんて言う貴女に

彼の心臓がドキリと跳ねた






時友四郎兵衛


「僕も今さっき淹れたところなんだ」

貴女は彼に

彼は貴女にとお互いにお茶を淹れて来た2人

差し出されたお茶は

胸を焦がすように熱くほんのりと甘かった






伊賀崎孫兵


「ジュンコは駄目」

貴女の淹れたお茶の香りに誘われてか

彼の肩から身を乗り出すジュンコ

彼はジュンコに人差し指を当て

湯のみに手を伸ばす

彼だって独り占めしたいの






富松作兵衛


「はぁ、疲れた」

委員会の仕事を終え

疲れたと寝転がる彼に

お疲れ様とお茶を差し出せば

余程喉が乾いていたのだろ

中に入っていたお茶はあっという間になくなっていた






神崎左門


「おぉ！ありがとう！」

忙しそうに資料を片付ける彼に

はいっとお茶を渡すと

彼はニカッと笑った

“やっぱりAの淹れたお茶は美味いな！”






次屋三之助


「Aも休憩するの」

みんなのお手伝いだろうか

そそくさと立ち去ろうとする貴女の腕を引き

隣に座らせる

少し怒ったような彼の表情は

どこか心配しているようにも見えた






三反田数馬


「ありがt、熱っつ！」

湯のみに口を付けた彼だったが

思ったよりも熱く

湯のみから手を離してしまった

床に零れたお茶を貴女は染み込まないように拭き

彼に火傷はしてないかと尋ねる

“本当にごめんね、折角淹れてくれたのに”

落ち込む彼を貴女は優しく撫でる、また淹れるから






浦風藤内


「ご馳走様でした」

綺麗になくなった湯のみを

手に取ると

彼は目を逸らしながらも

“ま、また淹れてくれよ”と呟いた

彼が望むならいつでも、なんて

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