忍たま達に色々な事してみた！９

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斜堂影麿


「お出かけしませんか？」

部屋の中にずっといるより

空の下に出た方がいいと

彼は言ってくれた

日光が苦手なのに

貴方に尽くしてくれる理由ってなんですかね






日向墨男


「そんな時こそ明るくなりなさい！」

貴方の前で明るく笑う彼は

太陽のように暖かかった

今までもそうだった

私は彼の笑顔に何度助けられただろう

本当は気づいていたのかもしれない

自分の答えに






松千代万


「……また来ますね」

部屋に閉じこもり

誰の言葉にも耳を傾けようとしない

それでも彼は貴方がいつか

自分からその襖を開け

顔を見せてくれると信じている






野村雄三


「貴方はそのままでいいんですか？」

彼の言葉にうるさいと泣き叫び

逃げるように立ち去る

彼は貴方の背中を黙って見詰めていた

“素直になってください”






山本シナ(若)


「貴方の気持ちよくわかるわ」

まるで貴方の全てを

知っているような口ぶり

イラッと来て口を開こうとするが

心のどこかで嬉しいと思う自分がいた






山本シナ(老)


「顔を上げて、ほら涙拭きなさい」

目の前に差し出されたハンカチを受け取り

涙で濡れた目元に押し当てる

その間、彼女はずっと

貴方の頭を撫でていた

“よく頑張りました”






大川平次渦正


「お前さんが誰よりも優しくていい子だという事を儂は知っている」

1年生の頃からずっと見ていた

貴方の抱えているものを

全てかき消すように

抱きしめた






第三協栄丸


「もう止めたらどうだ？」

失恋したその日から

貴方は暴食をするようになった

食べては吐き出しの繰り返し

彼の言葉など今の貴方には届かない






由良四郎


「それでいいのか？幸せなのか？」

好きでもないやつの隣りを歩き

辛い気持ちを満たそうとする

間違っている事くらいわかっているけど

私にはこのやり方しか出来ないから

“……なら俺にしないか？”






鬼蜘蛛丸


「俺の胸、貸してやる」

“今だけは”と

子供のように泣きじゃくる貴方を

優しく抱きしめる

よく見ると貴方の身体には

無数の傷があった

“……頼れって言っただろ”

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