忍たま達に色々な事してみた！８

実は未来の人間だった夢主が突然元の時代に戻ることになってみた (全学年) ページ14

五月雨@様リクエスト

時代は2019年

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猪名寺乱太郎


「やっと好きだって気づいたのに……」

俯く彼を

貴方はただ見詰める事しか出来なかった

彼の目から零れ落ちる涙を

拭う事さえ






摂津のきり丸


「……行くなよ」

貴方の腕を掴み

声を震わす

それでも消え行く貴方に

彼は“ありがとう”と伝えた






福富しんべヱ


「寂しいよ」

鼻水を啜り

涙ぐむ彼

彼を抱きしめ微笑んだ

気づけばその温もりは消えていた






黒木庄左ヱ門


「……元気でね」

俯いていた彼は

涙でぐちゃぐちゃになった顔を上げ

無理矢理笑い

貴方に手を振った






二郭伊助


「未来、か」

フッと笑った彼は

どこか切なげで

貴方はそんな彼を見詰め

じゃあねと囁いた






山村喜三太


「また会えるよ！」

涙を流す貴方に

彼はそう言って笑い飛ばす

その笑顔が

貴方の一生の宝物






皆本金吾


「……未来で待っててくれ」

真剣な眼差しに

貴方はうんと頷いた

例え何十年、何百年経とうとも

私は彼を待ち続ける






加藤団蔵


「僕たちの絆は永遠だから」

そう言い

手を差し出した彼の手を

強く握りしめた

“また遊ぼうな！”






佐武虎若


「嫌だよ……」

貴方の服を掴み

俯き肩を震わす彼

貴方は彼の頬に手を添え

今までで1番綺麗な笑顔で笑った






笹山兵太夫


「未来ってどんな感じ？」

悲しい空気を造らないように

彼は明るく振る舞う

貴方も自然と笑顔で未来の話をする

“(本当は行って欲しくないよ……)”






夢前三治郎


「今度は僕から会いに行くよ」

貴方が彼の所に来てくれたように

いつかはと彼は

貴方に白い歯を見せた

約束だよ？

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