#34 ページ38
昼休み廊下を歩いているといきなり腕を引かれ屋上に連れてこられた
田中くんに。
『いきなりどうしたの？』
まだ腕を掴まれたままゆっくり田中くんは振り返り私を見た
なんのために連れてこられたかはだいたいわかってる
だってあんなにガン見していて視線を感じてたら嫌って言うほどね…笑
樹「翔太じゃなくて俺だけ見てろ」
なんで彼女もちに言われないといけないの？
私は田中くんの何？ただの遊びなのにどうして命令されないといけないんだろう。
『言う相手間違ってるよ。』
樹「間違ってない」
『ううん。間違ってる。』
『私田中くんの彼女じゃないもん。』
顔色変えず私は田中くんを見つめた
樹「………」
『私行くね？』
このままここにいたら危ない。そんな気がした
そう思って私は屋上から逃げようとした
でも遅かった
気づいたら腕を勢いよく引っ張られ唇を奪われていた
キスはどんどん激しくなってそれと同時に壁際まで移動して壁に持たれた状態になった
『んっ…んん…』
口の中には田中くんの舌が入ってきて何度も何度も角度を変えて激しく掻き乱さた
酸素が薄くなって意識が朦朧としてきて抵抗なんて出来なくなっていた
やっと長い長いキスが終わった
『はぁ…はぁ…はぁ…』
目をとろーんとさせて田中くんを見た
樹「お…お前さ煽ってる？」
「その顔をまじでだめだからな？」
『え、ちょっ…止めて！』
火に油を注いでしまい再び襲われそうになった
すると
ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ
いいタイミングでチャイムがなって襲われずに済んだ
樹「ごめん。」
「信じて貰えないかもしれないけど俺本気でお前のこと好きだから。」
サラッととんでもない爆弾発言をかまして帰っていった
キスをして人の心を弄ぶわ、襲いかかるわ、挙句の果てに彼女いるくせに告白してきた…
本当は嬉しいのに。
彼女もちだけどずっと好きだったから嬉しいはずなのに
でも何故か嬉しいより苦しい方が勝っていて胸が痛かった
『(ﾎﾞｿｯ)もうわかんない…』
教室に戻る気力がなくてその場にしゃがみこんだ。
久しぶりに授業をさぼった。
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明日香(プロフ) - 読ませて頂きました(^^)しょっぴーの優しさにキュンときてます♡しょっぴー落ち希望です！ (2022年8月4日 21時) (
レス) @page37 id: ef692905b0 (このIDを非表示/違反報告)
Ｓ - しょっぴーがいい (2022年7月21日 19時) (レス) @page50 id: 552915d2a9 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - いつも読ませていただいております。じゅりくんオチだと嬉しいです！ (2020年11月7日 0時) (レス) id: fdf7658a6b (このIDを非表示/違反報告)
那菜美(プロフ) - 樹くんがいいです！！ (2020年11月5日 15時) (レス) id: 8982a13bff (このIDを非表示/違反報告)
yura(プロフ) - しょっぴー！ (2020年11月4日 17時) (レス) id: 1b1dce2a99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：珠菜
| 作成日時：2020年10月6日 4時
