#27 ページ31
『戻らなくていいの？みんな探してると思うよ』
樹｢大丈夫。｣
｢それに今一人でいたい気分だし｣
『そっか…邪魔してごめんね？』
樹｢いや、お前がいて嬉しかったよ｣
『え？』
胸が高鳴った
樹｢ぶはっ…なんだよその顔笑｣
私の顔を見て笑っている田中くん
そして私のほっぺを抓った
『痛い…』
樹｢あ、わりー…大丈夫か？腫れてねーか？｣
大袈裟に心配する
そんなに心配するなら最初からしないでよ
さっきとは違って私の頬を優しく触れた
きっと私の顔は真っ赤だ
樹｢…A顔赤いぞ｣
『暑さのせいだよ。』
樹｢嘘だ！照れてるべ！！笑｣
同時に田中くんの手は頬から髪の毛に移動した
髪の毛に優しく触れて耳をかけてた
樹｢ピアス開けてたのか？｣
『中学卒業してからすぐ開けたかな？』
私が耳を開けていたことに気づき驚いていた
部活とかある時は髪の毛くくるから取っていたけど普段体育以外は髪の毛で隠れるからピアスをつけるようにしていた
樹｢しかも2連に肋骨…｣
最初は物心でひとつ開けた
でも、高校に入り田中くんが2連と肋骨に空けてるのを見て何も考えずに気づいたら開けていた
ちなみに2連にはフープピアス
密かにお揃いっていう優越感に浸りたかった時代だったかもしれない
田中くんの手は肋骨部分から耳たぶへ移動した
樹｢自分で開けたのか？｣
『うん。針でグサって』
樹｢お前バカなの？｣
『バカじゃない。それに痛くなかったし』
樹｢Aって意外に不良？｣
あなたに1番言われたくない
『優等生では無いかな？』
樹｢これ以上開けんなよ｣
『なんで？』
樹｢俺と一緒じゃなくなるから｣
『…うん。』
言われなくてももう開けないよ
樹｢あと屋上のこと2人だけの秘密な？｣
『わかったから…そろそろ手を話してくれない？』
気づいたら耳から手に移動して手を握られていた
樹｢…もう少しこのままじゃダメ？｣
『こういうこと彼女以外にしたらダメなんだよ？』
樹｢わかってるよ。｣
｢(ﾎﾞｿｯ)これでも耐えてる方だっつうの｣
『え？』
樹｢いやなんでもない｣
｢そろそろ行くわ！俺も昼休みとか放課後行くから絶対来いよ？｣
本当はもっと一緒にいたかった手も繋いでいたかった
でも、そう思うのはただのわがままで許せないこと。
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明日香(プロフ) - 読ませて頂きました(^^)しょっぴーの優しさにキュンときてます♡しょっぴー落ち希望です！ (2022年8月4日 21時) (
レス) @page37 id: ef692905b0 (このIDを非表示/違反報告)
Ｓ - しょっぴーがいい (2022年7月21日 19時) (レス) @page50 id: 552915d2a9 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - いつも読ませていただいております。じゅりくんオチだと嬉しいです！ (2020年11月7日 0時) (レス) id: fdf7658a6b (このIDを非表示/違反報告)
那菜美(プロフ) - 樹くんがいいです！！ (2020年11月5日 15時) (レス) id: 8982a13bff (このIDを非表示/違反報告)
yura(プロフ) - しょっぴー！ (2020年11月4日 17時) (レス) id: 1b1dce2a99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：珠菜
| 作成日時：2020年10月6日 4時
