#26 ページ30
香織｢Aは初恋いつなの？｣
油断してたら姫川さんに話を振られた
なぜこのタイミングで私に話を振る。
嫌がらせにも程があるぞ…
まぁ、悪気がないのはわかってるけど
渡辺…なんとも言えない顔でがんみしないでくれ
視線がめっちゃ痛い…痛すぎる…
みんな私に注目してるから答えないと行けない雰囲気なんだけど
『中学2年だったと思う』
香織｢その初恋の人ってどうなったの？｣
彼女のあんたが聞いてどうする…
めっちゃ前のめりだし
『見てるだけだった。』
『別にそれ以上求めることもなかったし月に何回かしか会えなかったけど人目見れるだけでそれだけでよかった』
『初恋ってそんなもんじゃない？』
まぁ、今もだけど
香織｢なんかわかる気がする…｣
翔太｢…………｣
そんな悲しそうな顔しないでよ渡辺
ツルツル肌が台無しだよ
辰哉｢大人だなーでも気持ちはわかるわ｣
樹｢俺もそうだったわ｣
｢(ﾎﾞｿｯ)後悔したけどな｣
最後何か言ったような気がしたけどそこはふれなかった
私はみんなの輪から離れて教室を後にした
『屋上…行こうかな…』
久々に立ち入り禁止の屋上に足を踏み入れた
ちなみに鍵は閉まってるように見えるんだけど実は壊れてる
ドアを開けると涼しい風が入ってきた
樹｢お前も知ってたんだ｣
『え…田中くん？』
後ろを向くと田中くんがいた
ここのこと私しか知らないと思ってたのに…
ってまさか…
樹｢その鍵俺が壊したの笑｣
『やっぱり…』
樹｢だって高校生活に屋上は憧れなのに入れないっておかしくないか？｣
夢見すぎでしょ…まぁ憧れだったけど…
『バレたら面白いのにね』
樹｢一年以上気づかれてないから大丈夫だべ！｣
確かここのこと知ったのは1年の夏前ってことは
こいつ…入学してそうそう壊したな…
樹｢でも俺らあわなかったな｣
『私の場合、休み時間か放課後だからね』
樹｢俺はサボりに使ってたからなそりゃあ会わないべ｣
『ここのこと他の人知らないの？』
樹｢誰にも言ってねーよ｣
｢俺だってたまには1人になりたいしな｣
『……』
樹｢Aは別だけどな！｣
｢俺がいる時も来ていいよ。｣
『私顔に出てた？』
樹｢おう。バッチリと笑｣
1人になりたいって言ったからなるべく来ないようにしようと思ったら心の声を読まれた
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明日香(プロフ) - 読ませて頂きました(^^)しょっぴーの優しさにキュンときてます♡しょっぴー落ち希望です！ (2022年8月4日 21時) (
レス) @page37 id: ef692905b0 (このIDを非表示/違反報告)
Ｓ - しょっぴーがいい (2022年7月21日 19時) (レス) @page50 id: 552915d2a9 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - いつも読ませていただいております。じゅりくんオチだと嬉しいです！ (2020年11月7日 0時) (レス) id: fdf7658a6b (このIDを非表示/違反報告)
那菜美(プロフ) - 樹くんがいいです！！ (2020年11月5日 15時) (レス) id: 8982a13bff (このIDを非表示/違反報告)
yura(プロフ) - しょっぴー！ (2020年11月4日 17時) (レス) id: 1b1dce2a99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：珠菜
| 作成日時：2020年10月6日 4時
