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それから何十分経ったかも分からないまま座り込んでいたらしい。








「______ルク?シル……?シルク!!」








その大きい声に顔を上げると俺以上に汗だくのンダホがいた。


ダホが部屋に入って来てるのも全く気づかないくらい頭が機能していなかったみたいで。







必死に現状を伝えたいのに







『ぅ……うぅ……ダホ……ダホぉ……』






言葉に、ならなかった。





そんな俺の背中を撫でてくれるダホの優しさにまた次から次へと涙が溢れる。




ンダホ「落ち着いて!ほらゆっくり深呼吸して」


『マサ……マサイ……がッ……』


ンダホ「うん、うん。
俺だってそこまで鈍感じゃないから状況は察するよ。
怖かったね。俺も今すごく怖い。




……でもその前にシルク。




泣き止まないと前が見えないでしょ?

時間がかかるほど厄介になる問題かもしれない。

だから、今はしっかりしないと。」




マサイのためにも、ね?









ダホのその一言で何か俺の中でスイッチが入った。









……不安なのは俺じゃない。



他でもないマサイ本人なのだと、それを俺が余計に不安にさせてどうする?









早く行動しなければ。









_____マサイが消えた場所をジッと見つめる。





『まだ……まだそこにいるはずだから。』


ンダホ「パソコンのとこ?」


『そう。さっきまでアスレチックの話になって場所とか調べてくれてたから』


ンダホ「なるほどね。どうする?メンバー呼ぶ?」


『来れるなら来て欲しい。
……あ、病院とかにまた訪ねる可能性があるからぺけは絶対に来て欲しい』


ンダホ「了解、じゃあLINEしとくね」






こういう時ダホはかなり頼りになる。

他のメンバーもそうだが、ダホは状況判断が早い。





だから





ンダホ「ぺけとザカ、来てくれるって」





物事も順調に進む。





『ザカ来れんの?』


ンダホ「うん。丁度明日は何も無いから今から明日まで丸1日付き合えるって」




本当に助かる。

モトキも何時だって暇なわけではないし、ダーマも仕事があるし無理を言うわけにいかないから。







そして何より、1人でも多いと情報が集まりやすい







『マサイ、部屋から絶対でるなよ?



そんでデスクトップに腰掛けててほしい



……絶対、元に戻してやるから。』









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カイ - 感動してます。更新待ってます! (2020年1月11日 20時) (レス) id: 7192b6431b (このIDを非表示/違反報告)
ちい(プロフ) - エイジくんの話…書いてくれてありがとうございます… (2019年2月2日 20時) (レス) id: 5083d910a8 (このIDを非表示/違反報告)
?ひまわり?(プロフ) - えいちゃんの話・・・(´TωT`)書いてもらえて嬉しかったです。感動です (2019年1月30日 20時) (レス) id: 19333092ac (このIDを非表示/違反報告)
まちゅ@三度目の正直(プロフ) - エイちゃんの話、感動です(´;ω;`)書いてくれてありがとうございます。 (2019年1月30日 19時) (レス) id: b1133c30ec (このIDを非表示/違反報告)
琳寧冬月(プロフ) - 続き読みたいです!頑張ってください! (2019年1月20日 22時) (レス) id: 9d24b8e5ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:てぃろ | 作成日時:2017年7月17日 9時

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