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ページ25

……見なきゃ良かった、と後悔した。




この後悔も何回目だろう。




『あー、くそさっむい』




じっとしたせいか、動いた体も固まってしまった。


そろそろ行くか。


起きる時間もバイトに合わせなきゃいけないし、
それに________









シルク「おー、あがれよ!ザカオ!」








俺はまだ帰るつもりなんてないから。









『いきなりごめんよっと、ビール買ってきた』


シルク「いつもいきなりだから慣れてんだよww
お!せんきゅー。氷入れる?」




思い立ったら即行動タイプの俺は気がついたらシルクの家に直行していた。


きっと今帰って寝ようと思ったって、Red Bullの効果がキレてないから眠れないだろうし




ショートスリーパーのあいつは大体起きてるから!w



シルク「カメラのメンテナンス終わったらマサイも来るってよ」


『お、じゃあもうグラス冷やしとこっか』





シルクの最近あった出来事を聞いて、俺の出来事を話して、笑ったりバイトの愚痴零したり。。



マサイがきて、再度乾杯して話が一段と盛り上がったりしているうちに






『あー。また昼からバイトだからそろそろ帰るわ!』






時間はすっかり朝方になってしまった。





マサイ「んぉ、昼からあるんかぁ〜頑張るんやぞぉ〜」


シルク「どんな口調だよwマサイじーさんだ!ww略してマサじぃだ!ww」


『頑張るぞぉ〜wじゃあなシルク、マサじぃ』


マサイ「誰がマサじぃだwwwじゃあな!」





外に出ると再び寒さが伝わる。



でもお酒が入ってるからか、体は火照っていて
ダンス練習の時の寒さとは全然違った。



ふと“何のためにアイツらに会ってるんだろう?”と自分で感じた疑問を思い出す。




アイツらに会いたい、と思った夜中より断然会ったあとのほうが心は満たされてる気がした。


たった少しの時間会って話をするだけでも、こんなに満たされる。






“空っぽ”の何かを埋める、そんな感じ。






『理由がないと会えない奴らじゃないから……か』





そう呟いて、自然と笑みがこぼれた。

俺は気合を入れるようにほっぺをパチン!と叩いて歩き出す。




時限病で動いてた時計のショックも自然と忘れるくらいだから




改めて、フィッシャーズの存在は大きいんだなと実感した。









end.

プチハプニング→←empty



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カイ - 感動してます。更新待ってます! (2020年1月11日 20時) (レス) id: 7192b6431b (このIDを非表示/違反報告)
ちい(プロフ) - エイジくんの話…書いてくれてありがとうございます… (2019年2月2日 20時) (レス) id: 5083d910a8 (このIDを非表示/違反報告)
?ひまわり?(プロフ) - えいちゃんの話・・・(´TωT`)書いてもらえて嬉しかったです。感動です (2019年1月30日 20時) (レス) id: 19333092ac (このIDを非表示/違反報告)
まちゅ@三度目の正直(プロフ) - エイちゃんの話、感動です(´;ω;`)書いてくれてありがとうございます。 (2019年1月30日 19時) (レス) id: b1133c30ec (このIDを非表示/違反報告)
琳寧冬月(プロフ) - 続き読みたいです!頑張ってください! (2019年1月20日 22時) (レス) id: 9d24b8e5ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:てぃろ | 作成日時:2017年7月17日 9時

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