俺たちフィッシャーズは……

ンダホ&ザカオ ページ38

ンダホ「いらっしゃーい」


ンダホに遊ぼうと声をかけたら家に来てほしいと言われた。



現在ンダホ宅である



ンダホも一人暮らししてるからその一人暮らししてるお家にお邪魔してます


ンダホ家とか恋しくならないのかな？



そして何故普段外に出てるンダホが家に来てほしいと言ったのかが分かった




『あらぁ……また立派なの生やしちゃって』




ンダホの天使病が発症していたから



ンダホ「これねー、わざとw」


『わざと！？』


ンダホ「うん！ずっと出してたらどうなんのかなって気になっちゃって」




たまには気分転換♪とご機嫌なンダホは「後でザカオも来るから」と軽くお片付けしていた




バッサバッサと動く羽根は真っ白。
改めて見ると本物なのかと疑いたくなるような




ザカオ「よお、おじゃましまーす」


ンダホ「あ！きたのね！いらっしゃーい！」


『おひさ、ザカオ』


ザカオ「モトキ！大丈夫？色々聞いたから……
ほれ、これ好き？」



そう心配しながらも渡してくれたのは



『えー！嬉しい！気になってたんだぁ』



新しい味のグミ！CMで見てずっと食べたいと思ってたやつだった



ザカオ「弟子がね、そのグミ食っててさ。モトキの顔が浮かんでどこ売ってんのか聞いてしまったw」


ンダホ「え！俺もほしいほしい！1個ちょーだい！」



そんな賑やかな珍しいメンバー


なかなか話せないザカオと近状報告しながら時間があっという間に流れていく



『ンダホの羽根。綺麗だよね』




自分も病気にこうやって自信が持てたらな。




……なんて



ンダホ「モトキの宝石も綺麗だけどなぁ」



『え？』



ザカオ「うん。それに一つずつ宝石にも言葉があるの良いじゃん」





俺らは、好きだよ。

そう声を合わせて言ってくれた







今までこの病気をどれだけ恨んだことだろう







この溢れる宝石のせいで人間の汚さを見た。

宝石のせいで友達と離れなければいけなかった。






宝石の、せいで。





＿＿＿＿＿＿＿＿それなのに








『ありがとう』







その一言だけで、好きになれそうです。





単純すぎるかな？






でもそれくらい、嬉しかったんだよ。






“カシャンッ”







*

シルク&ぺけたん→←＊

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す