俺たちフィッシャーズは……

マサイ ページ35

マサイ「二人で出かけるなんて久々だな！っていうか何年ぶりじゃね？」



『考えてみるとそうかもね』





そんなことを話しながら街へ歩く。


やっぱりマサイは趣味なのかずっとカメラを持って俺を撮ったり気になったものを撮ったりしていた




相変わらずだなあ……

マサイらしくていいけど





マサイ「それはそうとなんでいきなり出かけたいって？」



『なんとなく？』



マサイ「なんだそれww」




まあモトキらしいか、と呟く。



考えてること似てるなww

思ったこと一緒じゃんwww




マサイ「え？なにニヤニヤしてんのw」


『べっつにぃ〜』





((ｶｼｬｯ





『うわっ、油断した』






そう言うとマサイは嬉しそうに俺の写真を見せた






マサイ「すげー、いい笑顔。」






今のマサイの笑顔には負けそうだなあ、俺のその写真の笑顔





『ねえ、マサイ』



マサイ「ん？」



『こんなこと聞くのはズルイかもしれないけどさ。
……マサイが一番気に入ってる写真教えてよ』




マサイ「うわー！wズリぃなww
でもやっぱりこれかなあ。画質めっちゃ荒いけど」



そう言って財布から取り出した一枚の写真。




＿＿＿＿＿＿＿＿それは





『Fischer's……全員集合した時の……』




マサイ「そうそう。

Fischer's結成した時のやつはダホがいなかっただろ？

初めて“みんな”で集合して撮った写真が俺、なんか手放せなくて。」





そのマサイの嬉しそうな顔に俺は呟いた





『大事にしてくれて、ありがとう。』





“カシャンッ”





*

ダーマ→←みんなの色

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す