俺たちフィッシャーズは……

残すもの ページ30

フィッシャーズのInstagramやTwitterを見てると少し気になるところがある







『マサイ……あんまり写ってなくない？』







ふと携帯をいじってて呟く。





マサイの個人でやってるSNSを開くと

やっぱり景色やメンバーの良い写真ばかり



今日たまたまシルク ダホ もっきゅんがLAに行ってるので日本組二人で動画を撮ろうとマサイ宅へお邪魔する



その時にちょっとだけ頼み事してみようかな！








『合コンって合コンビの略だったの！？』







マサイ「いやあ、珍しいね」


『ほんとねwこの二人だけで撮らないからねw』


マサイ「よーし、俺は編集するわ」


『あ、まって！マサイ！』


マサイ「ん？」


『お願いがあるの！』


マサイ「な、なに？」


『壊さないからカメラを一台だけ貸していただけないでしょうか……』


マサイ「なんでそんな畏まってんのwいいよ、でも気をつけて扱えよ？」






そう言ってマサイは綺麗に並べられたカメラが置かれている場所から一台、俺に渡してくれた






『やった！ありがとう！！』


マサイ「にしても珍しいな、ぺけがカメラなんて」


『いいのいいの！あ、もうちょっと俺マサイ家いるけど気にしないで編集してね！』


マサイ「お、おう、わかったw」









そう、俺は考えたのだ。






マサイの写真をたくさん撮ろう！と





きっとカメラマン担当ということもあって
なかなか写らなかったんだと思う





ならば！その分俺がマサイの姿を写真におさめよう！




そう心の中で意気込んで俺はカメラの電源を入れた






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