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変な味 ページ14

今日も今日とて馬鹿なことを動画にする俺ら






口を開けるといつも通り楽しい感情の味がする






『……ん?』




__________はずだった。





確かに楽しい感情の味……なのだが

何処かあまり感じたことのない感情の味が入り混じっている。



シルク「ダーマ?」


『……ねっみぃ』


ンダホ「いきなりかいwww」




どうか悟られないように場の雰囲気を誤魔化して誰がその感情を出しているのか探る。




……意外にも犯人(?)はすぐに見つかった



モトキ「そう言われると眠くなっちゃうじゃーん」



ノーリアクション王、フィッシャーズ謎キャラこと

モトキだった。




シルク「いや寝んなよ!?w」


ンダホ「ふぁああ〜……」


『てめぇ!!w一番寝ちゃダメな奴が欠伸すんなよ!!w』



動画の撮影も終わり、シルクとンダホが編集してる中


俺らは隣の部屋で変な会話をする。


別に変わりはない、いつも通りの会話





口を開けてみても楽しい感情しか入ってこないから
俺と話してて楽しいって思ってくれているらしい





……自分で言うとなんか恥ずかしいけど。





シルク「なー、お前ら泊まってく?」


モトキ「んーどうする?ダーマ」


『俺は明日特になんもないからいいけど』


モトキ「じゃあ泊まってこー」


ンダホはすでに明日仕事があるからと帰ってったらしい。



その日の夜は安定のスマブラをして、マサイが少し顔を出しにきてた。


まあ同じマンションだしな、すぐ来れるに越したことは無い






……と、俺はいつの間に寝ていたらしい。




テレビ画面にはスマブラの結果と横で寝ているシルクとマサイ。

って、マサイ結局帰らなかったんかい







“カランッ” “カシャンッ”








ふいに奥の方から何か音が聞こえた。

あまりにも普段聞かない音だったから気になって進んでみると







『え、モトキ?』






モトキ「ダーマッ……」




洗面所に顔をつっこんでいる、モトキの姿。

そこにはたくさんの宝石が転がっていた






『なんでお前……こんな?』


モトキ「バレちゃった」






今コイツが感じているのは……恐怖心。






モトキが恐怖心なんて珍しすぎて明日なにか起こるんじゃないかってレベルだ







そしてモトキの宝石の色は









モトキ「悪夢を見るんだ……最近」







黒みがかった深い緑だった。









『悪夢?』






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くろねこ - すごくいいお話ですね!!!知らない奇病がありました!ありがとうございます! (2019年8月27日 22時) (レス) id: 31068e6548 (このIDを非表示/違反報告)
Remi - めっちゃいい話ですね。途中で泣いてしまいました… (2019年8月12日 16時) (レス) id: 44000ccc91 (このIDを非表示/違反報告)
ひー君 - 感動して涙出てきた。 (2018年7月27日 15時) (レス) id: bbde67de0e (このIDを非表示/違反報告)
かこ - たんじょう石がオパールでよかった (2018年6月23日 17時) (レス) id: 1080e0d54d (このIDを非表示/違反報告)
コタロー(プロフ) - この作品の一番最後のお話が好きです!泣けますね。これからも頑張って下さい! (2017年7月23日 17時) (レス) id: 59c213c702 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:てぃろ | 作成日時:2017年3月6日 19時

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