検索窓
今日:16 hit、昨日:0 hit、合計:365,311 hit

ページ12

少し頭を冷やそうとマサイの家に行こうとするが









なんかそれも違う気がした。







ふと思い当たった人に電話をかける









同じ事務所でありYouTuberであり

そしてメンバーをまとめるリーダーの









?「……hello?」







『ハロー、って俺だよ、シルク』








英語。これでもうわかる人もいるだろう


この人は









「おー、珍しいじゃん。なにどうかした?」









カリスマブラザーズのジョージ。









『ちょっとだけ……意見聞きたくなって。』


ジ「俺に?本当に珍しい。明日シアトルに大嵐持ってくんなよ?」


『やかましいわっ!w』


ジ「うるせえわっ!wんで?どうした?」


『……ジョージの思うリーダーって、なに?』


ジ「まさかお前……これ動画にしてるんじゃないだろうな?」


『ドッキリとかじゃないから安心してくれマジで』


ジ「でもシルクがそんな質問するなんて意外だわ」


『なぜに?』


ジ「そういうのって自分で考えるもんだ!って感じのイメージだったから」








確かに今まではそうだった。








リーダーであるためにたくさんその系統の本を読んで読んで読みまくって




みんなが過ごしやすい環境を作る頼れるリーダーに近づけるようになろうと思っていた





『ちょっとは、人に話してみてもいいかなって』



ジ「そうかー、俺も考えてるっちゃ考えてんだけどシルクみたいにしっかりしてないからさ。
……俺が思うに、メンバーに甘えきれてないんじゃないかな。とは思った」






メンバーに、甘える。





『考えたこと……なかった。』



ジ「リーダーだからしっかりしなきゃ、メンバーに頼られるようにならなきゃ、その意志が強すぎたじゃないのかな?ってね」



『……いいのかな、甘えてみても』




ジ「バカたれ!!シルクらしくねえぞ!!」




いきなり電話越しで叫ばれて少しビクッと体がはねる




ジ「それくらいで嫌われねえ。そんでそれくらいで離れるような奴らじゃないってお前が一番知ってるだろ?」




……そうだ。そうだった




『ああ、知ってる。誰よりも』




ジ「おう。もう大丈夫そう?」



『ありがとう。ジョージ』








電話を切ると俺の足は自然とマサイの家に向かっていた。









*

**→←リーダー



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (228 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
514人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

くろねこ - すごくいいお話ですね!!!知らない奇病がありました!ありがとうございます! (2019年8月27日 22時) (レス) id: 31068e6548 (このIDを非表示/違反報告)
Remi - めっちゃいい話ですね。途中で泣いてしまいました… (2019年8月12日 16時) (レス) id: 44000ccc91 (このIDを非表示/違反報告)
ひー君 - 感動して涙出てきた。 (2018年7月27日 15時) (レス) id: bbde67de0e (このIDを非表示/違反報告)
かこ - たんじょう石がオパールでよかった (2018年6月23日 17時) (レス) id: 1080e0d54d (このIDを非表示/違反報告)
コタロー(プロフ) - この作品の一番最後のお話が好きです!泣けますね。これからも頑張って下さい! (2017年7月23日 17時) (レス) id: 59c213c702 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:てぃろ | 作成日時:2017年3月6日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。