第47話 ページ2
ドオオオオオン！！
轟音が響きわたる。
神威の拳の先にあったはずの壁は、跡形もなく消えていた。
彼女も恐らく、いや確実に生きていることもないだろう。
鳳仙に天井に投げつけられそうになった時、隣の花魁を身代わりにしたのを彼女は確かに視ていた。
久しぶりに強そうな人間、しかも女に出会えたんだ。
戦わないわけがない。
どれほど強いのだろうとワクワクしていたのだが･･･こんなにも簡単に殺せてしまうとは。
威「全くの期待はずれだったな。」
そう神威は呟き、坂田銀時と鳳仙が戦っているであろう場所へいこうとする。
･･･そう、行こうとしたのだ。
不意に背後からとてつもない殺気を感じ、神威は咄嗟にその場から離れる。
つい先程まで神威がいた場所には、穴が空いていた。
どういうことだ？
神威は辺りを見渡す。
しかし、人の気配もましてや人影すらも見当たらない。
ならば、遠距離からの攻撃か？
いや、この場所は外から中の様子を伺える窓はない。
では、この遊郭に仕掛けられた罠？
それとも、魔術のような類が使える者が存在するとでもいうのか？
そんな事を考えていると、右肩に重みがかかる。
誰かが神威の肩に手を置いているようだ。
神威は、柄にもなく動揺しているのを隠し、平然とした様子で背後の相手に問う。
威「･･･きみは誰？」
背後にいる相手は、ため息をつく。
そして、聞き慣れた声が神威の耳に届いた。
「誰って、酷いなぁ。
さっきまで戦ってた仲じゃない。」
神威は、耳を疑った。
なぜなら、その声は･･･
先程、自分が殺したはずの人間だったからだ。
「さっきは散々やってくたね？
次は、私のターンだよ。」
そう言って、女ー桜々は不敵に笑った。
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オン眉 - リクエスト答えてくれてありがとうございましした。とても面白かったです。パート3も見ます！頑張ってください！！ (2019年5月1日 18時) (
レス) id: 82892bbe16 (このIDを非表示/違反報告)
クロミ様(プロフ) - しゅかさん、コメントありがとうございます！シリーズ2回も見てくれたなんて・・本当に感謝しかないです！ありがとうございました！！ (2019年5月1日 11時) (レス) id: ff5427157d (このIDを非表示/違反報告)
クロミ様(プロフ) - 冬にアイス2個食べるさん、2回も確認してくれているなんてとても嬉しいです！これからも見て貰えるとありがたいです！ (2019年5月1日 11時) (レス) id: ff5427157d (このIDを非表示/違反報告)
クロミ様(プロフ) - 7214さんコメントありがとうございます！自己満足で作っている話をそう言って貰えてすごく嬉しいです！ (2019年5月1日 11時) (レス) id: ff5427157d (このIDを非表示/違反報告)
クロミ様(プロフ) - MIRAIさんありがとうございます！そう言って貰えてとても励みになってます！ (2019年5月1日 11時) (レス) id: ff5427157d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クロミ様 | 作成日時：2019年4月13日 17時
