【銀魂】【約束のネバーランド】

第29話 ↓ ページ30

路地裏に入り、しばらく行くと倉庫があった。

近づいてみると男達の声が聞こえた。




浪「よォ、お嬢ちゃん。


痛ェのは一瞬だ。安心して実験体になってくれよ。」





浪士共の気味が悪い笑いが倉庫中に響き渡る。





女縛られて椅子に座らされているようだ。

俯いていて表情は読めないが、全く抵抗していないのを見ると、もう諦めてるのかもしれねぇな。





このまま突入すると女がさきに殺されてしまうかもしれねぇ。

それは、土方さんも同じ考えのようで突入の時を待っている。






浪「おい、聞こえてんのか！」



ずっと俯いてなんの言葉を発さない女にむかついたのか1人の浪士が女に怒鳴りつける。

それでも、女は俯いたまま返事をしない。

よく見ると、少し震えているようだ。



無理もねェ、あんな気味悪ィ色の液体が入った注射器片手に言われちゃァ、下手に抵抗しようもんなら打たれちまうからな。

そりゃぁ、気も滅入るはずだ。





女「うっ･････････くっ･･･」




ついに女の震えは増していき、苦しそうに声も出すようになった。





浪「おいおい、恐怖で頭がおかしくなっちまったか？」






そろそろまずいな。


さっさと救い出さねぇと精神面がやられるかもしれねぇ。





女「くっ･･････くくっ･･･････････････アハハハハハハッ！！！！！！！」



！？


急に笑いだした女に浪士たちも俺達も驚く。






そんなことをお構い無しに笑い続ける女。







女「ハハハハハッwww

待ってwwwおなかいたいwwwwアハハハハwww」







ついには涙まで流すほど笑い転げている。






浪「何笑ってんだよ！？」







いや、それな。




何笑ってんでィ。

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