おはよ。 ページ4
『ん、んにゃぁ…』
私は、どこか知らない場所で、目を覚ました。
ここ…うちじゃない…どこだっけ？
まだ眠くて回らない頭を必死に回転させて、答えを見つける。
えっと…確か台風とかで色々あって、翔陽くんの家に泊まったんだっけ…
でも、今も雨が家に打ち付ける音や、ビュンビュンと風が空を切る音が聞こえる。
日「あれ、A起きた？」
翔陽くんが、ゆっくりと体を起こす。
『うん…』
日「おはよう」
『おひゃよ…』
舌が回らなくて、ちょっと噛んでしまう。
目をこすって、翔陽くんの顔をよく見てみたら、
うっすらクマができていた。
『くま、できてるよ？寝られなかった？え、私寝相悪かった？』
日「いや…ちょっと眠れなかっただけ！」
大丈夫かな？
ちょっと心配しつつも、迷惑かけてなかったことにちょっと安心。
ふにゃっと笑った。
翔陽くんは、いつものくせ毛が、寝転がってたことにより、さらに加速していた。
『今何時？』
日「6時半」
『え？遅刻！？』
日「今日は休み！Aちょっと寝ぼけてる！」
慌てて立ち上がった私の手を掴む。
うん、ちょっと頭がぼーっとする。
寝ぼけてるのかな？
日「お母さんと夏は、今日休みだからたっぷり寝るって言ってたから、しばらく起きてこないと思う」
『そっか…』
しばらく、こうしておくしかなさそうだ。
日「なぁ…A…？」
『なに？』
日「夜のこと…覚えてる…？」
夜？私なんかしたっけ？
そういえば、なんか目が覚めちゃって、一回起きた気がする。
『一回起きちゃったっけ…』
日「うん、その前…」
『ん？』
日「あ、き、気付いてないんだったら、いいんだけど！」
『なんかしたっけ？』
日「い、いや！なんでもねぇ！」
昨日の夜、なにがあったのかを、記憶の引き出しを必死に開けて見つける。
しばらくして、起きたあと、翔陽くんが真っ赤になっていたのを思い出した。
ま、まさか…
『へ、変なこと！して、ないよね！？』
翔陽くんは、しばらくぽかんとしていたが、やがて、言葉の意味に気付いたようで、真っ赤になり、手をブンブン振って否定する。
日「そ！そのようなことは、断じてしておりません！！」
『ま、まぁ、私も翔陽くんがそんなことする人だと思ってないから！』
どうしよう、ちょっと気まずくなっちゃったかも。
まぁ、わかってた、わかってたけどね！
ちょっと心配じゃない！
喋れなくて、耳まで真っ赤になったのでした。
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A(プロフ) - これは…日向はSだと思います。あと、でも、今回もとても良い小説でした！ (2020年12月9日 20時) (
レス) id: 224ecf0a42 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - なつたねさん、お返事ありがとうございます！あー…確かに間違えがちですもんね…。いえいえ、そんな！選手の皆は「コーチ」って言ってますけどね。もう少しで完結…寂しくなりますが最後まで応援してます！ (2020年12月3日 22時) (レス) id: a5ee9c91ed (このIDを非表示/違反報告)
なつたね(プロフ) - あおさん» ご指摘、ありがとうございます！すみません…予測変換で間違えてました…呼び方は、調べ不足でした…訂正させていただきます。もう少しで完結しますが、どうか、最後までよろしくお願いいたします。 (2020年12月3日 20時) (レス) id: b5f72c725d (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！大好きです！ただ…条善寺戦の所のコーチの漢字、間違えてます。「烏養」です。だいたいみんな「烏養さん」って呼んでますよ！先生つけるなら武田先生です。 (2020年12月3日 20時) (レス) id: a5ee9c91ed (このIDを非表示/違反報告)
なつたね(プロフ) - りんこさん» 共に愛を叫びましょう！日向大好きぃぃぃ！ (2020年11月29日 14時) (レス) id: b5f72c725d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつたね | 作成日時：2020年9月25日 20時
