両想い…なんですね。 【ハイキュー】 【日向翔陽】

恋話大好き系女子 ページ28

しばらく、保健室にいると、練習が終わったらしく、仁花ちゃんが駆けつけてくれた。


谷「Aちゃん！ごめん、あんなに運ばせて！私はなんて罪深いことを！」


清「足は大丈夫？心配したんだから！」


『2週間ぐらいで治るそうです。痛みが引くまで、お仕事は無理かもしれないです…すみません…』


白「何いってんの！Aちゃんの健康の方が優先だから」


雀「そうよ、無理しちゃだめ」


先輩たちから、温かい言葉をいただいた。
みんなには迷惑かけるし、足は痛いしで気分が暗かったけど、ちょっと楽になった気がした。


雀「でさぁ、Aちゃん」


さっきとは打って変わって、女子の表情をしたかおりさんに顔を覗き込まれる。


雀「日向くんとはどういう関係？」


『ひょっ！？』


自分でもどこから出たのかわからないような声が出た。
赤くなった顔をごまかすために、布団を頭からかぶる。


白「こら！何が何でも書き出すから！」


仁花ちゃんと清水先輩も、ニヤニヤしたまま助け舟は出してくれず、結局、私は布団をめくられてしまった。

ギラギラした目でこっちを見つめる。
どうやら、これはいうしかなさそうだ。


『つ、付き合ってます…』


聞こえるか聞こえないかのギリギリぐらいの小さい声で言った。
でも、二人の耳は私を声を確実に理解した。


「「きゃー！」」


悲鳴をあげて、ニヤニヤする二人。


雀「いつから？」


『数ヶ月前です…』


白「告白はどっちから？」


『翔陽くんから…』


雀「手は繋いだ？」


『えっ…あ、まぁ…はい…』


「「きゃーっ！」」


再び悲鳴をあげる二人。
保健室の先生は、うるさいといいながらも、ニヤニヤしながら話を聞いている。


雀「もしかして、手をつなぐ以上のことも？」


『ハグなら…』


白「まじで！？やるなー」


絶対、今私の顔赤くなってる。
もう、恥ずかしすぎる…


『仁花ちゃぁん…』


顔を見られないように、仁花ちゃんのお腹のあたりに抱きつく。


谷「え、え、え？」


仁花ちゃんは、一瞬パニックに陥るが、状況を察して、頭を撫でてくれた。

しばらく、みんなで盛り上がっていると、


日「A。大丈夫？」


ドアが開いて、翔陽くんが現れた。


「「ぎゃぁぁぁ！」」


日「ん？」


雀「あ、いや、なんでもありません。ごゆっくり〜」


そう言って、いそいそと出ていった。
保健室の先生も、出ていってしまった。
翔陽くんと二人っきり…

痛いの痛いの飛んでけ。→←全然大丈夫じゃないじゃん。

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