両想い…なんですね。 【ハイキュー】 【日向翔陽】

青い春。 ページ16

3人で協力して、お布団を敷いて、寝っ転がる。
なんだろう、この畳と使い古された布団の独特の匂い。
落ち着くと思うのは、日本人だから？
しばらく、仰向けになっていると、


清「Aちゃん、最近日向とはどう？」


と、不意打ちで聞かれてしまった。
慌てて、布団から飛び起きる。


谷「でも、日向はあんまりそういうこと得意じゃなさそう」


清「じゃあ、Aちゃんから行ってる感じ？」


『え？あ、いやー…』


言葉に詰まる。
だって、恥ずかしいし、何よりよくわかんないんだもん。


『半々？』


どっちかわからないので、半分半分のいうことにしておこう。


清「そうなの。手は繋いだ？」


『へっ！？つ、繋ぎました…』


絶対、今顔真っ赤だ。
恥ずかしいよぉ〜
もうやだ。


谷「おおーっ！ハグとかは？」


『それも…あります…』


二人から、感嘆の声が上がる。
興味津々の子犬のような目でこちらを見つめてくる。


清「じゃあ、キスは？」


『き、きききき、きす！？』


考えただけでも、頭がパンクしそうだ。
ハグまではできるのに、なんで、できないんだろう？


『無理です…』


谷「そっかぁ。まぁ、日向だしね」


ちょっと曖昧な微笑む仁花ちゃん。
そりゃ、私だってしてみたいよ。
これでも、乙女だからね。


清「自分のペースで進んでいくものだしね。Aちゃんには、ちょっと刺激が強い？」


『はい…』


谷「そうだよね…じゃあ、デートは行ったことある？」


『あるよ…』


谷「どこどこ？」


『クレープ屋さん』


なんか、おしゃれ！と、興奮している。
まぁ、近くにできたクレープ屋さんなんだけども。
もう一回行きたいな。


清「いいわね、青春」


そう、ボソッと、清水先輩がつぶやいた。

たまに、この人と本当に二歳差なのか、疑う時がある。
先輩も、十分青春してるじゃない！

他にも、たくさん質問された。
翔陽くんの家に泊まったというと、すごく驚かれた。
まぁ、あれは、不可抗力ということに私の中でしている。

他にも、よくもネタが切れないなというほどに質問が飛んでくる。

私の色恋沙汰なんて、面白くないだろうに。

二人の話が聞きたいと言っても、特にないの一点張りだった。

二人ともモテるのに…

いつか、絶対、聞き出して、今の倍の質問してやる！

謎のプライドで、そう思ったのでした。

SかMかまんなかか？→←きっと来る。

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