両想い…なんですね。 【ハイキュー】 【日向翔陽】

嫉妬。 ページ14

『着いたーっ！』


私たち、烏野高校御一行様は、無事音駒に到着いたしました。

うん、宮城よりちょっとあったかい。


黒「久しぶりですね、澤村さん」


澤「そうですね、黒尾さん。負けませんよ？」


黒「こっちも負けません」


夜「なんか黒い！？」


しばらく、キョロキョロしていると、あの、ヤンキーみたいな人を見つけた。
挨拶しておこう。


『お久しぶりです！』


虎「あ、ひ、ひさし…ぶりです…」


突然話しかけたので、びくっと飛び跳ねていた。
びっくりしいなんだ。
意外。

うーん、研磨くんはどこにいるかな？
ちょっと探していたら、50mほど前方に、翔陽くんと話している研磨くんを発見。


『あ！研磨くん！』


久しぶりに会話したくて、研磨くんに駆け寄った。


研「なに…ああ、Aか」


『へへー、久しぶり』


研「そんな、ひさしぶりでもないでしょ」


『いいの！気分気分！』


楽観的に笑う私にため息をつく。
だって、また会ったねよりも、久しぶりの方が、会えて嬉しいじゃない。

しばらく適当な近況報告をする。

すると、突然翔陽くんが、私たちの間に割り込んできた。


『？？どうしたの？』


日「別に、なんでもねぇよ！でも…なんか距離が近かったから…」


ちょっぴり赤くなって、ごもごも口ごもりながら、言う。

これって、もしかして…


『嫉妬？』


日「っ！？ち、ちげぇし！」


全力で否定しようとする翔陽くん。

嫉妬させちゃったのは、申し訳ないけど、私に嫉妬してくれるなんて、なんだか嬉しかった。



日向side

俺が、研磨と話してたら、急にAがやってきた。
もちろん、会話の相手は研磨。

他の人よりも、二人はちょっと距離感が近い。

本当に、二人は何にも思ってないんだろうけど…

でも、なんだか、ドロドロした感情が、俺に押し寄せた。

俺は、無意識に二人の間に割り込んだ。


『？？どうしたの？』


日「別に、なんでもねぇよ！でも…なんか距離が近かったから…」


なんか、嫌だったんだ。

だって…好きなんだもん。


『嫉妬？』


日「っ！？ち、ちげぇし！」


し、嫉妬とかじゃなくて…
でも、俺以外の男と絡んでるのみたら、なんか、こうドロドロして…

それに、嫉妬なんて、かっこよくないじゃん！

たしかに、この感情を表すには、嫉妬という言葉が手っ取り早いんだと思うけど…

やっぱり、なんだか違う気がした。

きっと来る。→←決戦の日。

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