クレープ。 ページ34
日「いっ！行こ？」
翔陽くんはショートしていたが、なんとか持ち返し、私を引き剥がして言った。
『うん』
いよいよ始まる初デート。
いつもは、翔陽くんの隣歩いてもなんとも思わないのに、今はなんだかどぎまぎする。
いつもと違って私服の翔陽くん。
思わず見惚れてしまった。
ふと、こっちを見た翔陽くんと目があって、慌てて目を逸らした。
日「なに見てんの？」
『べ、別に！』
日「？」
今度は、しっかり前を見て歩く。
しばらくして、ちょっと翔陽くんのほうを見ると、またまた目があった。
『どうしたの？』
日「なんでもない！」
相変わらず、私たちの間には、30cmぐらい隙間があって、ぴとっとくっついて歩いてる大人のカップルが私たちを通り過ぎるのを見て羨ましく思ってしまう。
『翔陽くん』
日「ん？なに？」
『……やっぱ、なんでもない』
日「えーっ！そんなこと言われたら気になるじゃん！」
『大したことじゃないし、気にしないで』
日「大したことじゃないんだったら教えてよ！Aの意地悪！」
『また後でね！』
やっぱり、言おうと思ってたことを飲み込んだ。
ちょっと照れくさかったから。
お昼ご飯は、学生の味方マクド◯ルドて軽くポテトをつまみ、クレープを食べに行った。
『うわ、結構並んでるね』
日「うん…」
しかも並んでいるのは、お化粧の濃い、いわゆるギャルと言われている人や、これまたすごい短いスカートをはいているJKばっかりで、翔陽くんは並びにくそう。
日「まぁ、これぐらいなら話しとけば一瞬だろ！」
『そうだね！』
店内は、ピンクを基調とした可愛いインテリアで、ユニコーンだの、ハートだの、フリルだのでごてごてに飾り付けられていた。
キラキラしすぎて目が眩しい。
ブルーライトカットメガネ持って来ればよかった。
やっと、順番に回ってきた頃には、目がしょぼしょぼしていた。
店員「いらっしゃいませ！ご注文はなにになさいますか？」
『えーっと、じゃあいちごアイスクレープと…』
日「じゃあ、チョコバナナで…」
店員「かしこまりました！」
丸い鉄板みたいなのの上に生地をのせて、くるくる回して薄くのばす。
その上に大量のトッピングをのせ、完成したクレープを渡してくれる。
私たちは、ちゃんとお金を払って逃げるように店から出た。
『目がチカチカする…』
日「うん…緑が多いあのベンチで食べよう！」
『うん！』
私たちは目の安全も踏まえて、ベンチでクレープを食べることにした。
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なつたね(プロフ) - あははははさん» ありがとうございます！！そんなに褒めていただけるなんて…嬉しい限りです！wi-fiが早く治ることをお祈りいたします…日向最高！ (2021年1月1日 18時) (
レス) id: b5f72c725d (このIDを非表示/違反報告)
あはははは - 作者さん……めっちゃオモロイです！やっぱ日向かっこいいっすよね！！あと作者さんのお話ギャグ線高くてすきっス！この小説面白すぎてお家のwi-fi壊れても他のネット環境のとこいってみてまいますー！これからも頑張って下さいナ☆あ、ちなみに妾の推しは日向じゃ☆ (2021年1月1日 11時) (レス) id: 0050c00856 (このIDを非表示/違反報告)
なつたね(プロフ) - 名無し46826号さん» あざっす！！ (2020年9月8日 21時) (レス) id: b5f72c725d (このIDを非表示/違反報告)
名無し46826号(プロフ) - なつたねさん» めちゃくちゃオモロイっす！！！！ (2020年9月8日 21時) (レス) id: a3e121aa31 (このIDを非表示/違反報告)
なつたね(プロフ) - 名無し46826号さん» あ、ありがとうございます！？すっごく嬉しいです！私は、ただ自己満足なだけなんですが…こんな風に思ってもらえるなんて！今日が寿命なのかな？ (2020年9月8日 7時) (レス) id: b5f72c725d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつたね | 作成日時：2020年8月11日 16時
