お仕事 ページ12
泊まりがけの練習試合は私たち、マネージャーは大変。
掃除、洗濯、ご飯。全部やるんだもん!
清「Aちゃんが来てくれて助かったわ。音駒はなぜかマネージャーがいなかったから、大変だったのよ」
『せ、精一杯頑張ります!』
谷「わたしも頑張ります!」
清「ありがとう。それじゃあ、仁花ちゃんと、Aちゃんは買い出し行ってきてくれない?献立はもう決めてあるから」
「『ラジャーっ!』」
私たちは元気よく敬礼して近所の某激安スーパーへと向かった。
谷「ぇ、ええーーーっ!!!」
『!!どうしたの、仁花ちゃん?』
谷「これ、書いてる量バグってるよ!』
そこには、先輩らしいていねいな文字でこう書かれていた。
買い物リスト
・人参 20本
・大根 3本
・じゃがいも 50個
・玉ねぎ 20個
・豚肉 3kg
・お米 10kg
etc…
どう考えてもか弱い女子高校生二人が持てる量じゃない。
道もゆるい上り坂。
はぁ…
『とりあえず、スーパーには来たけど…』
谷「どうしよう?」
すると、突然わたしにものすごくいいアイデアが降ってきた。
『カートを借りて、押して帰るのはどう!?』
谷「天才!!」
なんとか生きて帰るすべを見つけた私たちは、ちょっと気軽にカートに商品を放り込んでいった。
こうしてみるとすごい量…
カートの下の段と引っかかるところまでフル活用してギリギリだもん。
周りの人たちがびっくりしてるよ。
店員「よ、456円…な、783円…」
店員さんの声をちょっと震えてる。
でも、私たちの戦いはこれから。
『いい?作戦通り行くよ?』
谷「うん…」
カートを一瞬だけど貸してくれるようにお願いしなければいけない…
『あの…すみません…』
店員「どうなさいましたか?」
谷「実は、私たちマネージャーでして、買い出しに来たんですが持って帰れなくて、そこで…」
「『カートを一瞬だけ貸してくれませんか?必ず返しますので!』」
店員「え、えぇ、それは、ちょっと…」
『そこをなんとか!』
上目遣いで、出来るだけ目を潤ませる。
店員「う、じゃあ、一瞬だけなら…」
谷「ありがとうございます!!」
私たちは、静かにお店を出た。
そして、出た後、
「『よっしゃぁぁーー!!』」
歓喜の叫び声をあげた。
これで、無事に食材を買いに行くことができた。
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なつたね(プロフ) - あははははさん» ありがとうございます!!そんなに褒めていただけるなんて…嬉しい限りです!wi-fiが早く治ることをお祈りいたします…日向最高! (2021年1月1日 18時) (レス) id: b5f72c725d (このIDを非表示/違反報告)
あはははは - 作者さん……めっちゃオモロイです!やっぱ日向かっこいいっすよね!!あと作者さんのお話ギャグ線高くてすきっス!この小説面白すぎてお家のwi-fi壊れても他のネット環境のとこいってみてまいますー!これからも頑張って下さいナ☆あ、ちなみに妾の推しは日向じゃ☆ (2021年1月1日 11時) (レス) id: 0050c00856 (このIDを非表示/違反報告)
なつたね(プロフ) - 名無し46826号さん» あざっす!! (2020年9月8日 21時) (レス) id: b5f72c725d (このIDを非表示/違反報告)
名無し46826号(プロフ) - なつたねさん» めちゃくちゃオモロイっす!!!! (2020年9月8日 21時) (レス) id: a3e121aa31 (このIDを非表示/違反報告)
なつたね(プロフ) - 名無し46826号さん» あ、ありがとうございます!?すっごく嬉しいです!私は、ただ自己満足なだけなんですが…こんな風に思ってもらえるなんて!今日が寿命なのかな? (2020年9月8日 7時) (レス) id: b5f72c725d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なつたね | 作成日時:2020年8月11日 16時