27話 ページ28
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紫耀side
初めて聞く海人の怒声と鋭い眼差しに動揺して胸ぐらを掴む手が緩む
そんな俺の手を振り払い、襟元を整えながら話を続ける海人
海「廉の体の事は俺と岸くんは知ってたよ
知ったのは偶然だけど。」
紫「何で、2人には..」
海「廉がそれを紫耀に言わなかった事を責める権利、
紫耀にはないんじゃない？」
海人から繰り出される言葉の鋭利さに胸がえぐられる様な感覚がする
廉が俺に自分の事を言えない環境にしたのは間違いなく俺だ
押し黙る俺を見て海人は椅子に座り直すと黙って動向を見守っていた幹部の方に声をかける
海「廉はどうなんですか？」
「あ、ああ..今は検査が終わって、病室で診断待ちの状態だ。これからマネージャーに病院に行ってもらって検査結果を聞く形になる」
海「じゃあ俺達も病院に行ってもいいですか？」
「それは構わないが..」
海「ありがとうございます。..じゃ、みんな。行こっか」
そう言って再び立ち上がる海人の表情は何かを強く決心した様な顔をしていた
「...永瀬がどんな状態でも、受け入れて、普通に接してあげて欲しい」
席を立ち、会議室を出ようとする俺達に、幹部の方が真剣な眼差しをしながら言う
俺はその言葉の意味を深く考えずに病院へと向かった
そこに、想像以上の現実があるとは知らずに
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ユウナ(プロフ) - 1番好きな小説です！更新待ってます！ (2021年6月1日 10時) (
レス) id: 7e63dbbaae (このIDを非表示/違反報告)
Jam(プロフ) - 今日初めて見て、一気に拝見しました！更新を気長に待ってます！！ (2021年4月9日 11時) (レス) id: 065f33fc65 (このIDを非表示/違反報告)
もち兄(プロフ) - 更新待ってます！ (2020年12月27日 9時) (レス) id: 8ac1b265c1 (このIDを非表示/違反報告)
かみな - 応援してます！ (2020年3月24日 8時) (レス) id: 6273f3044e (このIDを非表示/違反報告)
りと - 待ってました！！応援してます！ (2020年2月25日 0時) (レス) id: 93e29f85c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すみれ | 作成日時：2019年7月25日 11時
