言霊ぱーとthree

116話 ラウール ページ20

ラウールside

黒「さっきから言ってる大変なことってなんすか？」

あ、それ僕も気になってた！
さっきのが違うならなにかな？

桃「それはね！」
「女子が逆に翔太を助けた俺らのことを好きになっちゃうの！」

橙白黒「えぇ！」

なにそれ！

白「え、特別クラスは恐れられてるんじゃないんすか？」

紫「確かに恐れられてるけど」
「それは、1年生と2年生だけにね」

え？そうなの？

黄「俺らが3年になるまで、俺らより下が特別クラスに入ってくるやつはいなかったからな」
「関わることもないから、ただ強いイコール怖いってなったんじゃない？」

へぇー！

黒「じゃあ、3年生ではどんな感じなんですか？」

緑「それが、めんどくさいんだよ」

え？

青「女子には、強いからとか顔がいいからとかで無駄にモテるし…」

赤「男子にはそれのせいで目の敵にされるんだよね…笑」

うわ！
めんどくさいな！

橙「あ、だから翔太先輩を助けたらじゃあ貴方でいい！みたいな感じになっちゃうんすね」

桃「それはちょっと違うんだよね！」

え？

桃「貴方でいい！じゃなくて、貴方がいい！になっちゃうの！」

橙「なんでや？」

桃「それは知らないよ！」
「俺、女子じゃないし！」

女子って謎だよね笑

緑「だけど、下手すればストーカー気味になっちゃうんだよ」

紫「俺の時は警察沙汰になった…」

うわぁ！
やば…

橙「…」
「ラウール、ありがとうなぁ」

白「…」
「いいえー…」

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