藤井くんは、てんねん彼氏。

3個 ページ3

流星said









「海行こや」


『嫌、』



ぶった斬られた。









「ええやんか〜」


『嫌やの！』


「えー、なんでやぁ」


『日焼けするやん』


「日焼け止め塗ればいいやん」


『そない行きたいん？』


「おん！」


『はぁ、いいよ、行く？』


「行く！！」


『じゃ、準備して？』


「おん♪」








.







.







海に着いたー。






「なぁ、パーカー脱いでやー」


『嫌や、焼ける』


「じゃ、塗ったる！」


『はぁ！？』



「恥ずかしいん？(笑)」


『そ、そんなこと、』


「はいはい、(笑)」








Aは悔しそうにしながら、寝そべる。








.







いろいろ、ヤバい。






「塗るで？」


『…』



あ、照れた。(笑)









日焼け止めを手にたらし、



背中に滑らせていく。







『ん、はぁっ』


「感じてるん、(ぼそっ」


『そ、そんなことないしっ、』


「ふはっ、可愛いなぁ」


『もー、まだ？』


「はい、お終い！」









名残惜しいけど、←





離れる。








.








.








.









遊び疲れて、



休憩中に気づいたけど、



少し遅く来たから、あんまり人がいなくて。








沈みゆく夕陽を2人で見つめる。







.







.








.








『キレー、』


「Aの方が綺麗やで」



なんて、キザに言ってみたり。



『散れ』←



玉砕されたけど(笑)








.








.








.







.







沈んでいく夕陽と君の儚さが重なって、






不安になって抱きしめた。








.







.







.








.








抱きしめ返してくれた君の温もりを、








いつまでも、感じていたい。

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