華のJKってなんですか？ (ページ12)

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12 you ページ12

私たちが最初に行ったのは可愛い雑貨屋さん

ずっと行きたかったから行けて良かった

犬のカチューシャやリボンのヘアピンとかあってどれも私好みな雰囲気で久しぶりに買い物が充実してると感じた

テミンにいたずらでくまのカチューシャをつけて見た
嫌がったけど、意外に似合ってて可愛かった

なんか…何気に二人でこうやってするのはじめてだからドキドキした
何もかも新鮮で、こんな楽しそうに笑ってるテミンも久しぶりに見た

次に向かったのは、大きな広場
今日は平日だから誰もいない

ここは私たちの思い出の場所でもある
昔、ここでよく二人で鬼ごっことかしてた
しかもほぼ毎日

懐かしいな～ってベンチに座って思い出の場所を眺める
あんな小さかった私たちが大きくなってまたここにこれるなんて思ってなかった

『そういえばAここで思いっきり転んだよな笑」

「ちょっと！思い出さないようにしてたのに！」

「でも…たまにはこうやって思い出語るのもいいね」

「私、テミンが幼馴染で良かったな～って思う」

『急に何笑』

テミンが私を覗く
その途端に何故か顔が熱くなる
そして思わず目をそらす

『A…手貸して』

「えっ…」

許可を取る前に私の右手はテミンの手に包まれていた
離そうとしても固く握って、簡単に抜けない

続く沈黙
でも決して気まずくはなかった
逆に落ち着いた

手を握るなんて何年ぶりだろうか