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「 何してんの？ 」
『 ……どこいってたん 』
「 あ、いやー。コンビニ？ 」
『 スマホ、机になんで置いてあるん 』
「 別にいらんかな〜って 」
「 とか恭平寝たんじゃないん？眠いやろ寝たら？ 」
『 …………出ていったかと思って目覚めた 』
『 てか寝てない 』
「 …………もう怒ってないよ 」
『 怒ってる。顔が強ばってる 』
「 恭平？ 」
寝たフリして5分ぐらいした時に彼女が寝室を出る音がして焦ってその後家中を探してもどこにもいない彼女。
昨日の夜18時に仕事が終わりそのまま大橋くんと焼肉行ってから居酒屋をハシゴしてひたすら語り合った。勿論グループの今後のこととか、彼女との今後の事も。
コンビニの袋を持ってチッキンに向かう彼女を追いかけて後ろから抱きしめて彼女の首に顔を埋める
「 なんですか 」
『 …………ほんまは、地元の子じゃなくて大橋くんといってた。嘘ついてごめん 』
「 うん、知ってるよ。大橋から連絡きた 」
「 だからもう怒ってない 」
『 じゃあ、なんで出ていったん 』
「 それは、あれやん。 」
『 何？あれって 』
「 私もイライラしてて、感情が抑えられなくなって泣きそうになっちゃったから家出た 」
『 泣いてたら抱きしめる 』
「 あんま泣き顔見せたくない 」
『 でも、俺も泣きそうになった 』
「 そしたら抱きしめてあげる 」
『 俺の泣き顔不細工なん知ってるやろ？ 』
「 知ってるよ 」
『 仲直りしよ、 』
「 もう仲直りしてると思ってた 」
『 んーーすき 』
すきって言ってまた抱きしめると " 私がちゃんと好きって言わんから冷められて帰ってこんかと思った " って涙をぽろぽろ流しながら言うからそんな彼女が可愛くて体を離して彼女の顔を見ると可愛すぎて笑みが溢れてしまう
「 なんで笑ってんの、こっちは真剣で 」
『 かわいいねんて 』
「 うるさい 」
『 いつまで泣いてんの？まぁ？可愛いけど 』
「 うるさい寝る。てか私もう26歳やし 」
『 26歳やったら可愛かったからあかんの？ 』
「 その話はまた今度〜 」
『 背中向けんといてな 』
「 根に持ってんの 笑 」
『 喧嘩してもこっち向いて寝て！ 』
「 やーだ！ 」
『 なんでよ寂しいやん 』
「 寂しくない、 」
そう言うと彼女は軽く背伸びをしてキスをしてきて
" これで許して " って。
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作者名：ly | 作成日時：2023年7月1日 14時
