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深夜4時いつもなら枕元にあるスマホのアラームで起こされるはずが今日は彼がワタシのお腹の上に乗る感覚で目覚めた。傍からみたらひょろひょろで細い彼はこっちからしたら結構重くて体格差を感じる
「 ……まだ4時やで 」
『 寝てん、構って 』
「 んーー 」
『 うそ、やっぱ寝よ 』
「 …………休み？仕事 」
『 2日間休み貰った 』
「 みっちーとかと遊ぶん？ 」
『 んーん。予定は無い 』
「 デートしよ 」
『 …………はぁ、、 』
「 え、ごめん 」
『 可愛いむり好き。デートとか今まであんまAから言わんかったやん！！なんでなんで？！可愛すぎる、最近俺の事愛してくれてる感じして好き 』
「 ……よぉそれ一息で言ったね 」
『 嬉しすぎて 』
こうして話してる間もワタシを抱きしめて頭を撫でてくれるのも、ちゃんと目を合わせて頷きながら眠いのに一生懸命聞いてくれるのも、たまにワタシの髪の毛で遊ぶのも全部全部恋人の私しかしてもらえない幸せなんだよね。誰にも譲りたくないし誰にも触れさせたくないのはこれは独占欲なのかなんなんのか
新幹線の始発に間に合うようにお互いヘアセットをし合ったり服を二人の好みに選んだり久しぶりにカップルらしいことをしてる
『 海やーー！ 』
「 海やーー！！ 」
『 平日やし全然人おらんなぁ〜 』
「 ……なんか、私たち今日カップルぽいことしてる？ 」
『 幸せやなぁ 』
『 なぁ、 』
「 ん？ 」
『 ずっとこの手離さんでな。俺らの人生が終わるまで 』
「 いつでも私は待ってるから、高橋になる準備できてる 」
『 ほんま可愛すぎ、愛が深まるわぁ 』
「 アホ丸出しやん 笑 」
『 いーの！ 』
『 でも、ちゃんとプロポーズするからな 』
「 30になる前にお願いしますね 」
『 任せろ 』
「 頼もしいですね 」
こんな会話をするのも7年前のワタシたちからは全く予想もできない。恋人という関係になる前は彼よりも違う人と仲良かったり彼と一緒にいる時間なんて一日で数分だったのに今は一分一秒ほぼ一緒に過ごしてて彼の為ならなんでもしたいと思ってしまう
『 付き合う前はさ、俺とAってこんな仲良くなかったやんなぁ 』
「 やし恭平がここまで喋らんかった 」
『 違う、それは好きな人目の前にして緊張してた 』
「 初々しいなぁ可愛い 」
『 男って可愛いよりカッコイイがいいねんで 』
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作者名：ly | 作成日時：2023年7月1日 14時
