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" Aがもしこの仕事を辞めるって言う時はオレも一緒にこの仕事辞めるから。 " そう言った彼はまだ20代になってすぐした時でちょっと今よりも若くてワタシと恋人という関係になってからもまだ月日は浅くて少し頼りなかった。
でもそんな彼はワタシのコトをどんな時も守り続けるって若いながらに言ってくれたんだよね
『 大阪にまで逃げるってナシやん 』
「 ………みんなに会いたくないもん 」
『 今までそんなこと言わんかったのに会いたくないとか 』
「 あわせる顔がない 」
『 なんでよ 』
「 一つの大切なグループを捨てて、私は君らを選んだんやで。今まで最後まで二つを大切にするって言ってたのに 」
『 捨てるって言い方辞めようや。卒業って形で円満に終わるんやからさ 』
「 闇堕ち状態やった私を拾ってくれて救ってくれたのはさ、WESTのみんなで。入所したてでどうしたらいいのかもわからん時に声掛けてくれたのもWESTの人達でさ、 」
「 やのに、手放してなにわ男子だけって今更ありなんかなって 」
『 じゃあ今更やっば脱退なしにしまーすって言う？ 』
「 そんなん、無理やろ 」
『 じゃあさ、これからはなにわ男子としてウブの心でまた俺らとがんばろーや！！ 』
「 …………恭平らしくて好き 」
『 もっと好きって言って 』
「 イヤや 」
ジュニアの時まだ俺らは付き合ってもなくてただ仲のいい先輩と後輩という関係やった時。練習後とか仕事の後に絶対二人で寄ってアイスを食べてたあの公園であの時みたいにベンチに座ってまた二人でアイスではなく大人になった俺らはお酒を片手にアイドルらしくないコトをね
『 ここまで何で来たん？ 』
「 バレないように新幹線できた、大吾とかにも大阪におる事言ってない 」
『 バレてるけどな。どうせ実家やってみんな言ってた 』
「 どうせってなんやねん、実家ちゃうしホテルやし 」
『 そこ意地張るとこじゃない 笑 』
『 てか俺来て正解？ 』
「 心のどっかで恭平が来てくれるって思ってた 」
『 やろ？会いたいんやん 』
「 ……ごめん 」
『 年上やからとか余計なこと考えんでええの 』
「 と言うと 」
『 もっと甘えろってこと、 』
「 これでも甘えてる方なんやけど 」
昔から甘えるのがめちゃくちゃ下手でそんでもって愛情表現もビックリするぐらい下手な彼女。逆に可愛いしそれもそれで愛してるよって伝えたい
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作者名：ly | 作成日時：2023年7月1日 14時
