ゆるふわカップル (ページ11)

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PEACH side

俺の初恋のヒトは俺にとって特別な人で友達にとっても特別な人やった。初めて出会った時、長尾とオレと恭平と3人でおったのにまず初めに声を掛けたのは恭平にやった、その時からもう俺に勝ち目は無いことは勿論分かってた。けど、ただ今も好きでいたい。アイツのもんやけど

西畑「え、ちょ、起きてくださーい？」

「 …………え、はい。」

『 …………え、なに。』

道枝「モニタリングしてました」

長尾「意外とAちゃん積極的やねんなぁ〜かわいい」

「え、いやいや。なにが？え？」

藤原「全部見てたで、シャンプーきれてる話もどっちが告ったか争いも」

『頭回らん』

「なんかやましい事した？」

『してない、いつもの俺らやったよな？』

「うん、じゃいっか」

道枝「 Aちゃんって意外と恭平のこと好きなんや」

大西「ベタ惚れやなぁ、かわいい。」

「え、YouTube？」

『がち？』

とか言いながら彼女の首に腕を回して頬を触ってる恭平とされるがままのAちゃん。9年前のAちゃんと恭平を思い出すとこんな二人が不思議に思えて仕方ない。
2人きりになると甘えたになる彼女も、ちょっと不器用な彼女もさりげなく恭平の腕に手を回す彼女ももし過去が違えば俺だったのかな

そんなコトを考えながらぼーっとしてると気付いたら動画撮影が終わっていた。楽屋にはいつも通りの俺らが戻っていた

長尾「もうちょっと2人の話聞きたいねんけど」

「 2人の話って？」

大西「どうやって付き合ったとか！家でどんな感じとかオレも聞きたいなぁ〜」

『そんなキュンキュンしやんよな』

「嘘つけぇ、してるやん。恭平毎日ギャーギャー騒いでたやん付き合った時」

『なんの話やろぉ〜』

道枝「毎日電話してたのあれAちゃんなん？」

『毎日電話？』

長尾「あぁ！してた！練習とか終わったらすぐ電話して今暇ぁー？とか甘ったるい声で！」

『っ…………笑笑笑笑笑』

西畑「同級生会した時もさめっちゃ連絡来てたのあれ高橋？」

藤原「点と点が繋がってきたでぇ！！」

西畑「なんかさぁ！" もう家帰った？ " " 夜電話できる？ "とか、甘々やん高橋」

『付き合いたての俺らは甘々なんですぅ』

「意外とって言うけど恭平のこと結構好きやで」