【TREASURE】宝 石 病 院 生 活 記 録 ✎५

✦ 深夜のお話タイム [ 🐯🤖 ] ページ5

【You side】

















ﾖｼﾉﾘ「じゃああと10分な。最後なんか話したいことっ!」



約50分間色々と話しているうちに話題もだんだん尽きてきて、ヨシ先生にそう聞かれて気付けばついポロッと本音が口から出てしまっていた。



『また今回も……長引くかな…?』


ﾖｼﾉﾘ「…それは……俺には分からんけど、無理はせんでえぇと思うよ。Aは頑張り屋さんやから、いっつも頑張りすぎてきつくなってしまうやろ?」


『…うん……。』


ﾖｼﾉﾘ「もし途中でしんどくなったら、誰でもいいから誰かに相談し。1人で抱え込むのだけは無しにするって約束して。」


『…先生…。』


ﾖｼﾉﾘ「ん、指切り!」



そう言って小指を差し出してきたヨシ先生につられて私も右手の小指を絡める。



「『ゆーびきりげんまん嘘ついたらはりせんぼんのーますっ、ゆーびきった!』」


『ふふふっ。ちょっと気持ち楽になったかも。ありがと先生!』


ﾖｼﾉﾘ「どういたしまして。またいつでも辛かったら話聞くから。」


『うん。…てか、結局ひーくん来なかったね。笑』



ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ…



「来たで〜」


ﾖｼﾉﾘ「おっ…、噂をすれば。」


ｱｻﾋ「そろそろ1時間よね?ギリ間に合ったわ〜…汗 遅くなったお詫びにこれ、。」



…ｺﾄ。
そう言って私の前に置かれたのは…



『…ホットミルク!』


ｱｻﾋ「Aの好きな蜂蜜ブレンドにしといたで〜」


『ん〜〜ひーくんだいすき………神……。』


ｱｻﾋ「そりゃ良かった。笑」


『………ねぇひーくん、さっき熱上がってたこと、引き継ぎで言わないで。』


ﾖｼﾉﾘ「めちゃくちゃ急…笑」


ｱｻﾋ「…うーん言わないであげたい気持ちは山々やけど、結局後々苦しくなるのはAやからそのお願いは聞けんな〜…悪い!」


『…ひーくんだったらワンチャンいけるかと思ったんだけどな〜……駄目かぁ…。』


ｱｻﾋ「それどういう意味や笑笑」


『だってひーくんはいっつも針刺すのとか私が心の準備できるまで待ってくれるし…、欲しいって言わなくてもジュースとかよく買ってきてくれるじゃん…。』


ｱｻﾋ「それとこれは残念やけど別やろ?Aに何かあったらもう時遅しなんやし。」


『はーい…。』


ｱｻﾋ「分かったらそろそろ寝よな?もう1時やで。笑」


ﾖｼﾉﾘ「もうそんな時間!?はよ寝〜…」


『はーい寝まぁす…』


ｱｻﾋ「また今度もっとお話しよな。」


『うん!おやすみ。』


「「おやすみ。」」

■ 作者より→←✧ イエローカード [ 🐯🤖 ]

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す