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兵隊 ページ26
JM
「お、ナナちゃん早いね」
JM「早すぎる」
神社の近くの公園で6時に集合。
まだ時計は4時を指していて、ノスタルジーを感じるほどの日暮でもない。夏の4時はなんだかあるだけそんな気がする。
「クッソ暑いのにどうしてこんなに早くにいるの？」
JM「それはこっちのセリフ」
いつも、答えてくれないね
なんとも思ってないよ、とでも言いたげな笑顔でAが軽口を叩く。
うそつき
JM「来ないつもりだったんだね」
「なんにもいってないよ」
JM「顔に出てるよ」
「気づくのはナナちゃんだけだよ」
俺とAの間の線
俺は決してその線を踏み越えないし、Aも絶対にこっちにこない
もらわなきゃあげないし、あげないとくれない
もうやめにしよう
JM「A、子供のふりは疲れたでしょ。俺ももう大人の振りには飽きた。」
幸い、時間はまだある
話をしよう
初めて、目を見て、顔を見て
笑顔をやめて
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作者名：あ | 作成日時：2024年3月16日 18時
