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好意 ページ24
JN
この好きに俺は勝てるだろうか。
JS「その、ジェノくんの今の立場を奪いたいとかそういうことじゃないんだ」
そう思って欲しいんだよ。
誰よりも俺の気持ちを慮ってくれるくせに、誰よりも俺を傷つけていることに
チソンも
Aも
早く気づいて
JN「俺がAと付き合ってもいいの」
JS「それで田中さんが幸せなら」
チソンはAが好きだ
Aの1番が幸せであることを願ってる
JN「俺はAと付き合いたいよ」
Aの1番がイジェノで願うこの俺は
この気持ちは好きであってるのだろうか
勉強がわかんなかった時、お腹が減った時、体がしんどい時、嬉しい時、悲しい時、誰かと一緒にいたい時
どんな時だって、俺が隣にいたい
僕のことだけ考えていて欲しい
これが好きじゃないわけない
でもこれは綺麗な好きじゃない
でもそんなことにかまってられない
それくらいの好き
JN「チソンを見てると嫌になる。一人じゃ何にもできないくせに、俺はずっと一人で頑張ってきた。そういうの見るとイライラする」
JS「チョンロによく同じこと言われるよ」
笑った
似ている。Aにとても似ている
怒って欲しいところで怒らないところ
寄り添って欲しいところで寄り添ってくれないところ
僕の欲しい言葉を、くれないところ
JN「きらい」
羨ましい
僕もそんなところが似たかった
ニコニコ笑ってるとこが似てるなんてどれだけ酷いことか
チソンも
Aも
まだ気づいてない
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作者名：あ | 作成日時：2024年3月16日 18時
