LINE ページ20
JM
HC「実は俺も犬飼ってんだよね」
もじもじするな！気持ち悪い
LINEを教えてもらいたいならそういえばいいのに
「お、いいね、なんて名前？」
HC「ウジュ、宇宙って意味」
「宇宙？そういうの好きなの？」
HC「宇宙、、好き！うん！好き！」
うそである。このウジュという名の付けられた犬はこいつの妹が連れて帰ってきた犬でこいつは名付けに一切関わっていない。こいつは宇宙に思い馳せるようなやつではない。
HC「Aもそういうの好き？」
「すごい好き！中学生の時教科書に星雲が載ってたじゃん？あれ見てわたしすごい感動したんだよね」
HC「俺も！」
うそである。まずこいつは基本的に教科書を持ってこない。学校で勉強をしない。塾に行ってるから成績がいいだけだ、そんなやつが教科書に載ってる星雲なんて知るわけない。
HC「犬好きで宇宙好きで俺たち気合うね！」
「わたし猫派だけどね」
HC「え」
「まあ、犬も好きだよ」
HC「よかった！犬見たい？」
「見たい！」
HC「写真送るからLINE教えて！」
いま見せればいいだろ、なんて野暮なことは言わない。ようやく親友が一歩踏み出したんだ。
嘘をつきまくって物事をうまく進めるのはこいつのいいところでもある。
でもなんだか気に入らない
ヘチャンに雑種の犬の写真を送ってやった
ヘチャンちょーかわいい
ほんとこいつは都合のいいやつだ。
Aの方を見るとヘチャンから送られてきた犬の動画を見て大喜びしてる。
友達と友達が仲良くなるのはなんかいいなって思った。それだけ
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作者名：あ | 作成日時：2024年3月16日 18時
