story427 新リーダー唐須 ページ48
前方の騒ぎの集団に
小鳥四人衆のうち
鈴目ちゃん以外の3人の姿
あと一人は誰だか知らんけど
久遠ちゃんの手をとってる
奥で豪炎寺が睨みをきかせてる
飛鷹「唐須…」
「唐須？」
飛鷹「悪い 少し持っていてくれ」
そう言って私にボストンバックを返してきた
「え？」
飛鷹はゆっくりと彼らに近づく
私もその後ろをついて行く
唐須「痛い目見たくなかったら引っ込んでな」
なんかムカつく言い方だな！？
飛鷹＆貴「「痛い目？
見せてもらいたいもんだな！(ね！)」」
唐須「！？」
唐須が驚いたと同時に久遠ちゃんがにげた
円堂「あれは！」
唐須「飛鷹さん！」
四人衆の1人「葉月さんも！？」
円堂「え？」
飛鷹「お前ら何してる？
チームの掟 忘れたのか！？」
四人衆の3人「…」
唐須「おいおいおい
アンタはもうリーダーじゃないんだぜ？
飛鷹さんよ！」
飛鷹「唐須 お前が新しいリーダーって訳か」
「…！？鈴目ちゃんは！？」
唐須「鈴目？
あー アイツなら目障りなんで追い出したよ
ボコボコにしてね！」
四人衆の3人の表情が陰る
「鈴目ちゃん…」
隣の飛鷹が歯を食いしばった
飛鷹「てめぇ！！」
すると 唐須が3人に指示を出した
唐須「アンタの時代は終わったんだよ！
飛鷹さん！ やれ！！」
そして四人衆の3人が向かってくる
飛鷹「バカ野郎どもが！！」
それを飛鷹は蹴りのトビーの技で返り討ちにする
「わぁ！」
吹き飛ばされそうになる私を誰かが支えた
飛鷹「悪い 大丈夫か？」
支えてくれたのは征矢だった
砂埃が晴れると四人衆の3人は倒れていた
唐須「ったく 役に立たない奴らだな」
そして 唐須が指を鳴らしながら征矢に近づく
その間に円堂が立ちはだかった
円堂「やめろ！殴りたいなら俺を殴れ」
飛鷹＆貴「キャプテン！」「円堂！」
円堂「飛鷹！お前もだ！
どうしてもやると言うなら俺を倒せ！」
「円堂！これは！」
唐須「ちっ 萎えちまったぜ…
今日の所は帰りますよ！
だけど この借りは必ず返しますよ
飛鷹さん！」
そう言って唐須は立ち去った
それを確認して私と征矢は
四人衆の3人の前にしゃがんだ
飛鷹「手荒な真似してすまなかったな」
円堂「え？」
「いくら手加減されてても効いたでしょ？
大丈夫？3人とも」
飛鷹「なんで こんな真似をした？」
3人の1人「仕方なかったんです…
自分の敵になりそうなヤツを大勢で潰す
それが新リーダーのやり方なんです」
story 428 とりあえず一件落着→←story426 飛鷹の性分
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作者名：風原 澪羅 | 作成日時：2019年2月16日 1時
