story420 FFI開幕&初戦開始 ページ41
スターティングメンバーは
FM 豪炎寺 吹雪 基山
MF 起動 風丸 緑川
DF 壁山 綱海 土方 小暮
GK 円堂
の11名だ
不動は選ばれなくて不満げだが
彼の出番は今ではない
このチームのたった1枚のジョーカーなのだから
ピー！
さぁ 試合開始だ！
キックオフしたFWから鬼道にボールが渡る
鬼道はドリブルで切り込んでいく
そこに相手の4人の選手がやってきて
鬼道を取り囲む
鬼道は外にパスを出すべく辺りを見ているが
完全にパスの経路を塞がれている
「ボックスロックディフェンス
オーストラリア代表ビッグウェーブスの
必殺タクティクス」
不動「…」
目金「これが攻撃を完全に封じるという
必殺タクティクス！？」
鬼道は四方から伸びる足によって
ボールを弾き出されてしまった
それを追いかける土方と綱海がぶつかってしまう
個人練習しかしてないからなぁ
そして 相手にボールが渡ってしまった
オーストラリアのFWが円堂の前へ
AUS「『メガロドン』！」
円堂「『正義の鉄拳』！！」
しかし 正義の鉄拳は適わず やぶれた
JPN 0-1 AUS
ベンチはどよめいた
監督はずっとフィールドを見ている
征矢も静かにフィールドを見ている
立向居「世界のレベルは凄い…」
不動「出番が早まりそうだなぁ」
私は別のことを考えてた
再びフィールドに目を移す
久しぶりの正式なサッカーの試合
3ヶ月の間 この景色を何度も夢見た
彼らが 明るい太陽の下で
キラキラ輝いてサッカーをする姿
何にもとらわれず
何の陰謀もなく ただ楽しいサッカーをする姿
まさか 1番近くで見れるなんて思わなかった
試合再開後
豪炎寺がドリブルで上がるが
ボックスロックディフェンスに阻まれ
上からの脱出を試みたが失敗した
ボールを取られ
相手は逆サイドからノーマルシュート
円堂はこれに追いつき横っ飛びでキャッチした
その後 幾度となく攻めるが
ボックスロックディフェンスを破ることが出来ない
防戦一方である
久遠監督「まだ気づかないのか！？
箱の鍵はお前たちの中にある！」
久遠監督は自分の胸を指して言った
(この人 瞳ねぇより比喩的？)
それを聞いた鬼道が少し考えていた
試合再開後
ボールを受け取った鬼道が考えながら
ドリブルで上がった
そこに相手のボックスロックディフェンス
彼はしばらく 箱の中で燻っていた
しかし そこは さすが鬼道だ
何かをひらめき 相手の足を華麗にかわし
そして 箱をこじ開けた
豪炎寺へとパスが通ったのだ
続いて豪炎寺も箱の解除に成功した
story421 箱の鍵→←story419 ある種のギャップ
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作者名：風原 澪羅 | 作成日時：2019年2月16日 1時
