story419 ある種のギャップ ページ40
不動「はぁ！？」
「もう！文句言うなら返せ！」
不動「別に文句じゃねぇよ！
ったく めんどくせぇな
飛鷹に渡すんだろ？さっさと行け！」
「はいはい 言われなくても行きますよ！」
私はプイッと切り替えて征矢の部屋へと向かった
コンコンコン
征矢「はい」
ガラガラッ
扉が空いた。
征矢「葉月 どうした？」
「じゃーん！はい 差し入れ！葉月特製ドリンク！」
征矢「おぉ ありがとう」
「どういたしまして！」
不動「毒味済みだ 安心して飲め」
征矢「毒味？」
「違う！味見！！征矢に渡す前に同じヤツを
不動に飲ませて味見してもらったの！」
不動「な？どう考えても毒味だろ？」
「違うって言ってるじゃん！」
征矢「まぁ 不動のおかげで俺は安心して
コレを飲めるってことだな？」
「征矢まで！？」
不動「おう！そういう事だ！
わかってんじゃねぇか！！」
「お前ら そんなん言うんだったら
ドリンク返せ！！」
不動&征矢「イヤだ」
「は！？」
不動「悪くないし、バナナ入ってるし？」
征矢「貰い物は全て頂く主義だ」
「？？あんた達って見た目不良なのに
中身誠実よね？？」
2人は顔を見合わせ首を傾げた
「はいはい 自覚ないならそれでいいよ」
征矢「話変わるが 2人とも今暇してるか？」
「？私は暇してるけど」
不動「部屋で出来ることは一通り終えた」
征矢「俺の練習に付き合ってくれ
どうも一人でやってると
フォームが正しいかがわからん」
「あーね いいよ！付き合ってあげる！」
不動「俺は… 「不動も付き合ってくれるって！」
葉月！？お前 何勝手に！！」
征矢「ありがとう！」
征矢は綺麗な礼をした
「不動？」
不動「はぁ 仕方ねぇな」
「よっし！決まり！！」
そうして私たちは征矢の部屋で
征矢の特訓を手伝った
ーーーー
翌日
フットボールフロンティアインターナショナル
アジア地区予選初日
イナズマジャパンは地区予選開催地のチーム
開会式直後の初戦を戦う
相手はオーストラリア ビッグウェーブス
広大な太平洋の海で鍛えられた彼らのサッカー
そして 鉄板の守りと歌われる必殺タクティクス
今回も監督の命令でもあるが
選手達には一切の情報をあたえていない
(本人たちが見つけてるかもしれないが)
グラウンドでの練習禁止令については
実は私も同意したのだ
彼らイナズマジャパンなら経験上
試合の中で自ら突破口を捻出すると自負しているから
(まぁ 負けそうになったら種明かしするけど)
さぁ 勝とう！
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作者名：風原 澪羅 | 作成日時：2019年2月16日 1時
