story417 復活や！ ページ38
「陣中見舞い？」
リカ「せや！やけど みんな外におらんくて
聞いてみたら練習禁止やて」
「あぁ そうなんだよね…」
リカ「…あんた また何か知ってんやろ？」
「…うん……
相手チームの情報を監督に報告したの私だもの」
リカ「そうか… 言う気はないんやろ？」
「えぇ 私は監督の指示を破れない
それに そんな話をするほど選手と会話してない」
リカ「…そうなん…話くらいしぃや」
「全く話してない訳では無いよ
話しかければ拒まない」
リカ「自分からは話さないっちゅーことやろ？」
「まぁ そうだね」
リカ「まぁ 塔子やあたし含めた
色んな人があんたに連絡取ろうととしても
返事してくれなかったことに比べれば
進歩やな！」
「それは ホントにごめんなさい」
リカ「謝って欲しいんちゃうわ
でも 今度から連絡ちゃんとしてや」
「わかった」
塔子「ホントにホントだからね！！」
そこでやっと顔を上げた塔子が言った
「わかったよ 連絡先 交換し直そ」
塔子「うん！！」
そうして 私たちは2度目の連絡先交換をした
メッセージアプリに新たなグループが増えた
［復活！ウチら最強サッカー娘s！！］
ネーミングセンスがなかなか直球な私たちらしい
その後 しばらく私たちは食堂で話した
そこへ
？？「悪いがコーヒー淹れさせてくれ…」
「あ 征矢 すずめちゃんたち大丈夫だった？」
飛鷹「あ あぁ… お客さんか？」
「あぁ 元チームメイトよ
イナズマキャラバンのね 浦部リカと財前塔子」
二人は小さく挨拶した
飛鷹「初めまして 飛鷹征矢です
お邪魔しました
飲み物頂いたらすぐいなくなるんで」
「コーヒーでしょ？
ちょうど新しいの淹れようと思ってたから
ついでにあなたの分も淹れるわ
征矢座って」
私は立ち上がった
飛鷹「いや 俺が淹れるよ」
「あら そう じゃぁ お願い」
飛鷹「あぁ」
私は椅子に座り直し 征矢は厨房へ向かった
リカ「ちょぉ 葉月！」
リカは私を手招きして
私たちはテーブルの中央に顔を寄せた
リカ「どーゆー関係？」
「どーゆーって
征矢はイナズマジャパンのメンバーだよ？」
リカ「ちゃうやん！なんで名前で呼びあってん！」
「え そこ！？」
リカ「基本的に苗字呼びやんか」
「あぁ 確かに」
リカ「やろ？」
塔子「でも 風丸や豪炎寺も名前呼びだっただろ？」
リカ「あそこはええねん」
塔子「いいの！？」
リカ「せや だってFFからのチームメイトやろ
けど 飛鷹は違うやん 会って数日やろ！？」
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作者名：風原 澪羅 | 作成日時：2019年2月16日 1時
