story416 陣中見舞い ページ37
しばらくして
お昼ご飯の準備が
行われる時間となった
普段はパートさん達に任せているが
お昼ご飯も手伝うことにした
練習したい と言い続ける円堂と
練習してないから食欲ないと
言いつつ人より食べる壁山
それぞれにごはんを食べていた
飛鷹「ごちそーさん」
風丸「飛鷹 もう部屋に戻るのか？」
飛鷹「どうしようと俺の勝手だ」
風丸「それはそうだが…」
壁山「なんか嫌な感じっス」
栗松「デヤンス」
その言葉に飛鷹は思わず2人を睨んだ
2人はビビってた
円堂「飛鷹 少し話さないか？
俺たちお前のことまだ何も知らないからさ」
飛鷹「キャプテン ありがたい話ですが
俺は知ってもらうほど大した人間じゃありません
失礼します」
風丸「礼儀はわきまえてるみたいだけど
よく分からないやつだな」
円堂「うん」
音無「格好とか どこか不良っぽいですよね」
木野「そうかしら？考えすぎよ」
いや 当たってるんだけどねぇ
ってしまった
資料運び手伝ってもらおうと思ってたんだった
「征矢！待って！！」
私は厨房から急いで 飛鷹を追った
風丸「征…矢……？？」
音無「水無先輩のお知り合いなんですかね？」
木野「；さぁ？？」
その後 飛鷹に手伝ってもらって
アジア予選の代表チームの資料を
自分の部屋に運び入れた
午後はその資料に目を通すことにした
しばらくしてある声に気づいた
？？「飛鷹さーん！いるんでしょ！！」
「鈴目ちゃん？」
鈴目「飛鷹さーん！出てきてくださいよ！」
私は直ぐに部屋の扉をあけた
少し速いタイミングで飛鷹の部屋も空いた
彼は一目散に階段を駆け下りていった
私も後を追う
飛鷹「監督 許可してください
アイツらとはケジメをつけなきゃいけないんです」
久遠監督「…」
飛鷹「…すぐ戻ってきます！」
そうして飛鷹は外へ出た
「監督！私も彼らの様子を見てきていいですか？
私が彼らから飛鷹を引き離した
話す義理はあるはずです！」
久遠監督「行かなくていい
アイツらのことはアイツら自身で解決させろ」
「でも…！」
久遠監督「お前は資料に目を通せ
今日中だと言ったはずだ」
「…はい」
とぼとぼと部屋に戻ろうとした時
？？「葉月？」
後ろから声をかけられた
「へ？」
振り返るとそこにいたのは…
「塔子…リカ…」
塔子「葉月！！」
塔子は私に駆け寄り 勢いよく抱きついた
「おっとっと」
塔子「葉月〜！」
リカ「元気そうやな！」
「どうしてここに？」
リカ「みんなに陣中見舞い」
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作者名：風原 澪羅 | 作成日時：2019年2月16日 1時
