story412 あいさつ ページ33
手伝いを許してくれたのは
炊事の担当責任者のきみ子さん
彼女がこのイナズマジャパンの食を支える
きみ子さんからの指示で朝ごはんの手伝いをした
そして すべての料理が完成した直後に
壁山がやってきて 彼を筆頭に続々と
朝ごはんを食べにやってきた
私は厨房の少し奥から1人ずつ
顔色やきみ子さん達への挨拶などから
健康状態をチェックする
円堂「あ！水無じゃん！おはよー！」
「！？お おはよう…」
風丸「おはよ」
「！おはよう…」
驚いた円堂が私に気づいて挨拶し
風丸も覗き込んで挨拶をしてくれた
(風丸不意打ちすぎた…)
2人とも私が返すとにっこり笑って
テーブルへ向かった
その後続いた 豪炎寺と吹雪と鬼道とヒロトは
私を見て 目を合わせて微笑み頷いて行った
リュウジ「おはよ」
「おはよう」
リュウジは最後に微笑んで行った
綱海「おお！葉月！元気か！？」
「うん 元気…」
立向居「おはようございます！」
「おはよう…」
綱海はニカッと白い歯を見せて去っていき
立向居はびっくりするくらい
礼儀正しく去っていった
トビー「おはよう 葉月」
「おはよ トビー」
トビーはいつものリーゼントに戻っていた
彼はみんなと離れて奥の誰もいないテーブルの
端の椅子にこちらに背を向けて座った
次の不動が最後で
彼は私に気づいくや否や
げっ という顔をしてから
朝ごはんを受け取り 配膳の人に軽く会釈をして
奥の誰もいないトビーのいるテーブルの
隣のテーブルの端の席にこちらに背を向け座った
きみ子さん「はい！葉月ちゃん！」
「へ？」
きみ子さん「葉月ちゃんの朝ごはん」
「え でも…」
きみ子さん「あとは私たちでできるよ
葉月ちゃんも皆と練習やるんでしょ
朝ごはん食べて力を付けなきゃね」
「分かりました
では お先にいただきます」
私はきみ子さんから暖かなバランスの良い
定食スタイルの朝ごはんを受け取った
食堂のテーブルは6つでそれぞれ6つ椅子がある
そのうちの手前4つは選手が割といる
奥の2つには不動とトビーがそれぞれに座ってる
トビーの隣に行くのが正解な気がして
私は音もなく 皆に気づかれないように
トビーの隣の席に近づいた
「トビー 隣いい？」
トビー「葉月 構わんが向こうの選手たちと
食べなくていいのか？？」
「え？なんで？」
私はトビーの隣に座った
トビー「いや 挨拶もしてたし…？」
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作者名：風原 澪羅 | 作成日時：2019年2月16日 1時
