story408 代表練習での仕事 ページ29
「了解です！」
私はグラウンドへ駆け出した
グラウンドはまっさらだ
空が広く感じる
私はこの雷門のグラウンドと初めてあったのは
雷門が申し込まれた帝国戦
鬼道がまだ帝国のキャプテンで
雷門イレブンはみんなボロボロにされた
あの日から特訓を重ね
FFで優勝し エイリア学園に勝ち
ハイソルジャー計画を阻止した
柔軟性に富んだイナズマイレブンは
無限の可能性を持っている
世界でFFIでも素晴らしいサッカーするに違いない
そのサポートができるなんて恵まれたことか…
グラウンドの状態は良好だ
ボールの空気も問題ない
私は1つを取って軽くリフティングする
あの日から三ヶ月…
てんくみ先生の強引なサッカーレクレーション
それ以外でまともにボールに触れるのは
久しぶりだ
十数年のキャリアは三ヶ月で少し衰えているものの
そう簡単には崩れないものだ
すると次の瞬間 ボールを奪われた
「へ？」
？？「くっはははは」
「不動！！」
不動「お前 マヌケな声出してんじゃねぇよ」
「な！悪かったわね！！
どうせ私はマヌケですよーっだ！！
もう！返して！！」
私が向かうとするりとかわされた
不動「おい なまってんじゃねぇか？」
「！！うるさい！！」
？？「葉月 落ち着け」
「トビー…」
トビー「不動も キャプテンたち出てきた」
不動「はいよ ほら 葉月」
不動はコロリと態度を変えてパスしてきた
「あんた達 みんなの前だとキャラ変えてるよね？」
不動「あ？俺はいつも通りだ」
トビー「俺は迷惑をかけないようにしたい」
「違いすぎて違和感だわ」
不動「お前には多少の恩があるが
アイツらには微塵もないんでね
馴れ合う気なんざ さらさらねぇよ」
トビー「そこは俺も同じ意見だ」
「あ そう まぁ いいわ
練習頑張りなさいよ」
不動「言われなくとも」
トビー「善処する」
そして 彼らは監督の前に
私は監督の横 マネージャーたちとは反対に立ち
指示を聞いた
冬花さんがマネージャーに加わること
今の彼らは世界には通用しないこと
円堂 豪炎寺 鬼道 吹雪の4人を
レギュラーとは考えていないこと
レギュラーは実力で勝ち取れという喝
初っ端から厳しい態度の監督に
反感を持つものをいるだろうが
監督はその事を重々承知のようだ
オヤジが選んだ監督だ
世界大会を指揮する監督としての力量 実力は
本物であるに違いない
私は彼が指揮しやすいように
彼の欲しいデータなどを汲み取り
報告しなければならない
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作者名：風原 澪羅 | 作成日時：2019年2月16日 1時
