story407 仕事内容 ページ28
しばらくして監督と冬花さんが
キッチンにやってきた
冬花さん「いい匂い…」
「食べますか？」
冬花さん「え？」
「材料残ってますし、すぐ出来ますよ？」
冬花さんは監督と顔を見合わせる
監督「食べたいんだろ？」
冬花さん「うん…」
「すぐ作りますね。監督も食べますか？」
監督「…頂こう。」
こうして監督と冬花さんに
フレンチトーストのバナナ乗せを
振る舞うことになった
私がフレンチトーストを作ってる間
トビーが監督と冬花さんの
コーヒーと紅茶を用意してくれた
トビー「葉月 皿ここに置いておく」
「ありがとう」
しばらくして二人の分ができ 運ぶ時
トビーが察してくれて二人のフォークとナイフを
取りに来てくれた
「はい お待たせしました
お口に合うといいのですが…」
私がお皿を二人の前に置くと
すかさずトビーがナイフとフォークを渡してくれた
監督「すまない」
冬花「ありがとうございます」
そして 私たちが席に座り直してから
二人はいただきます と言い
フレンチトーストを食べだした
冬花「ん〜！水無さん！美味しいです！！」
「ありがとう」
監督「あぁ うまい」
「ありがとうございます」
食後 集合時間が近くなったので
建物の玄関に向かった
冬花さんが食器洗いを手伝ってくれようとしたが
丁重にお断りし 不動に手伝わせた
どうやら私には逆らえないらしい
トビーには先に部屋に戻っていい
って言ったんだけど
どうやら私達にだけ仕事をさせるのは
しのびないらしく
テーブルを拭いたりしていた
私たちの食器洗いが終わり
私たちは仲良く(？) それぞれの自室に戻った
そして 練習開始時間の30分前に
私は監督のところへ行き
今日のメニューと私の動きを教えて貰った
「つまり 今日はみんなの練習を見て
解析しろってことですね？」
監督「あぁ 選手それぞれのスキルやレベル
それからこの合宿を通して
性格等も把握しておいて欲しい」
「それ 私でいいんですか？」
監督「あぁ 適任だろ？
あのバッドボーイズの2人を手なずけてる」
「手な…
まぁ あの二人とは仲良くしてますけど…」
監督「ともかく そういう事だ」
「分かりました
それでは 失礼します」
私は監督に一礼した
監督「あぁ あと練習やりたかったら
無理ない程度にやって構わん」
「へ？」
監督「ペアワークとかで
ペアがいないやつと組んだりもしてくれ」
「つまり 練習を一緒にやりつつ
仕事しろってことですか？」
監督「あぁ やり方は自由だが」
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作者名：風原 澪羅 | 作成日時：2019年2月16日 1時
