story335 ページ7
また 皆でサッカーやりたい
そう思った
でも こんなサッカーじゃない
楽しいサッカーがしたかった
これも私に与えられた罰なのか
最後の願いですら 叶わないなんて…
こみ上げて来そうな涙を必死に抑える
剣崎「…試合を断ればどうなるか
お教え致しましょう」
剣崎は後ろをみた
染岡がローブを脱ぎ捨てた
剣崎「まず 手始めに雷門中を破壊します」
「！？」
円堂「ダメだ！やめろ！染岡！！」
剣崎「お分かりですね
あなた達に選択肢はないのですよ」
一之瀬「卑怯な！」
土門「むちゃくちゃ言いやがって」
円堂が振り返る オヤジが頷いた
円堂「分かった 勝負だ！！」
剣崎「やっとその気になりましたね」
風丸「円堂！
人間の努力には限界があることを教えてやる！」
こうして 私達はかつての仲間たちを相手に
サッカーをすることになった
私はダークエンペラーズのベンチを
風丸を見ていた
あれから一度も連絡を取らなかった
私はエイリアと戦っていて
他にもいろいろあって忙しかったから
それは言い訳か…
何より風丸は休養中で
エイリアのこととか話す訳にもいなかくて
第一 私は雷門にはいられなくなってしまう
なら いたずらに連絡を取る訳にも
行かなくなってしまった
もしも 私が連絡を取れる立場にあって
連絡をとっていたら
風丸だけじゃなく染岡たちも
こんな状態にならなかったのかな
円堂「壁山 それは？」
壁山は両手で大事そうに
昔の部室の看板を持っていた
壁山「皆…忘れちゃったっすかね…」
円堂「そうだよ…あんなに頑張って
俺たちはサッカーを続けてきたんだ！
だから！エイリア石なんかに潰されるはずない！
仲間はずっといつまでも仲間なんだ！！」
円堂…
一之瀬「取り戻そう！本当の皆を！！」
修也「あいつらは俺がサッカーを諦めかけた時
そばにいてくれた仲間だ！
今度は俺たちが！」
鬼道「あぁ！」
リカ「ウチも協力するで！」
綱海「俺達も雷門イレブンだからな！」
吹雪「あぁ！もちろんだよ！」
立向居「俺もやります！」
木暮「俺だって雷門イレブンだ！」
円堂は頷いた
どうしよう…
私はこの本当の仲間になれない
それがとても悔しい
でも 風丸たちをこのままには出来ない
エイリア石の依存から救い出せれば
この仲間たちならきっと彼らを許し
仲間として再び受け入れるだろう
彼らにはこの素敵な仲間と
楽しいサッカーをしていく未来がある
その未来をエイリア石に潰されてはいけない…！
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満月 - とっても面白かったです！更新頑張って下さい！応援してます！ (2018年9月26日 17時) (
レス) id: 62008578a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風原 澪羅 | 作成日時：2018年6月15日 23時
