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そのライオンは
炎を追うように風丸の前に向かい
ドリブルで進んでいた彼は
炎に阻まれた
風丸「うわっ！」
そして ボールは炎の壁によって弾かれ
ライオンが風丸の前で
再び雄叫びを上げた
ピッピー！！
前半終了のホイッスルが鳴った
レオは何も言わずにベンチへ歩き出す
風丸「葉月！」
レオは立ち止まる
風丸「木戸川戦の前のこと覚えてるよ
だから 正々堂々と勝負する
葉月も正々堂々と勝負してくれるんだろ？」
貴「もちろん 負けないよ」
風丸「あぁ 望むところだ！」
レオはそれを聞くとベンチへと戻った
レオ「それで？」
ベンチでメンバーは各々ドリンクを飲んだり
ストレッチをしたりしている中
レオがピーシーに尋ねる
ピーシー「あぁ どうやらゴールネットから
エネルギーを地下に送っているみたいなんだ」
レオ「地下？」
ピーシー「あぁ きっとガイヤの
必殺技で15本シュートを打つ命令に関係がある」
レオ「地下に一体何が…」
Prrrrr
The ZODIAC「！？」
ピーシーのパソコンが鳴った
ピーシー「ガイヤからだ」
ピーシーが通話ボタンをクリックする
ガイヤ「諸君 前半戦ご苦労だった
この調子でシュートを決めてくれ
さて どうやら気づいたようだね
ゴールネットのこと」
レオ「私たちのシュートのエネルギーで
何をしようとしていらっしゃる？」
ガイヤ「…悪夢を終わらせようとしている」
レオ「悪夢？」
ガイヤ「この地下にはまだ
あの忌まわしき石が眠っている
過去に破壊することが出来ず
地下に埋め封印されていた
しかし 今回のエイリア学園の件で
あの石は完全に破壊しなければ
また 同じことを繰り返すことになるとわかった」
レオ「この地下にある
あの巨大なエイリア石を破壊するために！？」
ガイヤ「あぁ だがオレひとりでは
どうにも出来ないことも分かってた
オレの能力は力よりも分析や解析の方が
長けていたからな
自分の解析で 自分一人ではどうにも出来ないと
理解していた
そこで お前らの力 エネルギーを
借りようと思ってな」
エリアス「それならそうと言えよ
ジェミニを人質にとるなんて小作な真似せず」
ガイヤ「その件は悪かったと思っているが
実は それだけじゃないんだ」
レオ「それだけじゃない？」
ガイヤ「あぁ 実はその岩石を破壊するには
直接の物理的な力も必要なんだ」
レオ「直接の物理的な力？」
ガイヤ「あぁ 例えば 蹴るとかそういう」
レオ「それって…」
ガイヤ「あぁ 北斗たちが試したやつだ」
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満月 - とっても面白かったです！更新頑張って下さい！応援してます！ (2018年9月26日 17時) (
レス) id: 62008578a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風原 澪羅 | 作成日時：2018年6月15日 23時
