疾風DF君と謎多き彼女6 (ページ39)

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風丸がレオの前に現れた

風丸「葉月！」

本名で呼ばないで…
苦しくなるから…

貴「エリアス！上げて！！」

エリアス「あぁ！」

エリアスに１回ボールを預け
そして彼にボールを蹴りあげて貰った

貴「ミニ！ジェ二！」

ミニ&ジェニ「「おう！」」

ボールを中心に私ミニジェニがジャンプする

風丸「！あれは！！」

そしてそれぞれが回転を始める

鬼道「まさか！？」

そうそのまさかだよ鬼道

貴&ミニ&ジェニ「『デスゾーン』」

円堂「『ねっ…』」

The ZODIAC「！？」

紫の気で覆われたサッカーボールが
ゴールへと向かう
それも右上のコーナーを狙って

彼ら雷門はボールは見えていない
だからディフェンスもキーパー技も出せない

そしてゴールネットに突き刺さり
ポトリとボールが落ちた

円堂「間に合わなかった…」

角馬『ゴール！！
The ZODIAC 4点目！！
この内の2点は帝国の技で決めたぞ！？
彼らは一体何者なのか！？』

ミニ「熱血パンチを出そうとした？」

ジェニ「見えているのか…？」

レオ「いや見切り発車だろう…」

ピー！！！

主審「選手交代！！」

「！」

星野コーチ「鬼道！一之瀬！選手交代だ！！」

角馬『ここで選手交代だ！！
帝国学園の技の対策か！？
鬼道と一之瀬が入ります！！』

エリアス「帝国雷門の司令塔
天才ゲームメーカー鬼道有人

アメリカン少年リーグフィールドの魔術師
不死鳥一之瀬一哉

お手並み拝見だな」

レオ「…泉の意図が見えないな」

エリアス「あん？」

ピーシー『推測だが考えられる意図はある』

レオ「なんだ？」

ピーシー『1つ目は単に俺達を驚かせること
2つ目は彼らは2人にフィールドの外から
俺たちの動きを見せるため
フィールド外からの方が観察しやすいからな
それから』

レオ「まだあるのか」

ピーシー『あくまで推測だがな
…レオお前の情に訴えるため』

レオ「私の情…？」

ピーシー『考えてみろ
FFの試合は普通のサッカーの試合だっただろ？
まぁ影山がうろついていたし
エイリアのこともチラついていたが
お前にとって今までで1番
楽しくサッカーをしてただろ？
その時のメンバー相手に今は敵として戦っている
お前の情に訴えているそう思わないか？』

レオ「なるほど
でも関係ないリュウジたちを助けるため
この試合に勝つ今の私にはそれだけ」

ピーシー『あぁ…』

一方その頃の雷門陣営

鬼道「帝国の技については
俺が一番よく知っている！」

円堂「あぁ！」