story357 ページ29
ステージには
泉という青年が
立っていて
俺たちは先ほどと同じく
パイプイスに座っていた
「ごめんなさい！遅れたわ！！」
後ろの扉から声が聞こえた
円堂「瞳子監督！」
彼女が長い髪を靡かせて走ってくる
そして ステージの下 俺たちの前に来ると
彼女は静かに頭を下げた
俺たち「！？」
俺たちは驚いて思わず立ち上がった
瞳子監督「本当にごめなさい
あなた達を結果的に利用しただけでなく
追い詰めてしまったこと
一番大事な時にそばにいられなくて
雷門の監督として情けないわ」
円堂「そんな！」
俺「瞳子監督 顔を上げてください」
瞳子監督が少しずつ顔を上げる
瞳子監督「風丸くん…」
俺「監督のせいじゃありません
自分で自分を追い詰めたんです
もっと強くならないとって
だから謝らないでください」
瞳子監督「風丸くん…」
染岡「ま 監督のやり方は好きじゃねぇが
こればっかりは自分の責任だ」
栗松「はいでやんす」
マックス「僕らに至っては
本当に自己責任だしな」
そう言って少林たちも頷いた
瞳子監督「みんな…ありがとう」
泉「ねぇさん…
ヒロトたちはもういいのか？」
瞳子監督「えぇ 検査も異常は見られなかったし
事情聴取も終わったわ」
円堂「ヒロトたち大丈夫なんですね！？」
瞳子監督「えぇ 大丈夫よ
ありがとう みんな
これは本当にあなた達のお陰だわ」
円堂たちの表情が明るくなった
泉「姉さん とりあえず座ってくれないか？」
瞳子監督「えぇ」
泉「私は星野泉
星野会長の執事をしている
葉月達の義兄です
そして The ZODIACと戦うため
皆さんの臨時コーチを務めさせていただきます」
「えぇ！？」
泉「え…；そんなに驚きますか？」
瞳子監督「；いつもの事よ
気にしなくていいわ 泉
泉は私よりも葉月達に詳しいわ
そこで 彼に臨時コーチになってもらうわ」
円堂「そうなんですね！！
よろしくお願いします！！」
円堂が立ち上がって
壇上の泉さんに挨拶をした
それを先頭に俺達も立ち上がった
泉「こちらこそ よろしくお願いします
さて 葉月たちと戦うにあたって作戦があります
というよりも相手方から送られた資料の
裏をかくことなのですが
このイナズマキャラバンのメンバー
さらに FF優勝時のメンバーを全員連れていきます」
「！？」
泉「資料によると
交代枠の制限が設けられてない
よって前半後半アディショナルタイム
全てを使ってThe ZODIACを相手にする
それもその時々で最善の布陣で」
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満月 - とっても面白かったです！更新頑張って下さい！応援してます！ (2018年9月26日 17時) (
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作者名：風原 澪羅 | 作成日時：2018年6月15日 23時
