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右隣りを向くと 眩しいくらいの笑顔を向ける男の子
なんか、かわいい
それが第一印象だった。
「日野さん、だよね…？」
さっきまではあんなに元気だったのに 私が驚いて固まっていたせいか 急に声が弱くなる
だから、私も慌てて返す。
「あ、は、はい！日野Aです！！
え、っと…あなたは……」
手元にあったプリントで確認するけど、名前も顔も一致しないのにそんなので分かるはずもなく…
「僕、松島聡っていいます！」
「松島くん…！」
聡「名字呼びなんて硬いから聡でいいってば〜」
「……聡」
聡「うん！そっちの方がいい！
隣の席、よろしくね！」
「こ、こちらこそ、、よろしく！！」
少し 慌てふためく私を聡はニヤッと笑う。
悪い人じゃなさそう…
いや、絶対いい人だよ！
だって、私なんかに話しかけてくれたんだもん！
優しい人だ！
聡「Aって、なんか部活とか入ったりするの？」
お互いの自己紹介をして、そんな話の流れになった。
一応は決めてる、
というか、その入りたい部活が ちゃんとあるか確認してるくらい。
「写真部に入ろうかなぁーって思ってる」
聡「え、写真！すご！！
写真撮るの好きなの？」
「趣味程度だけどね。写真撮りに行ったりとかよくしてる。」
聡「すご……、写真見せて！！」
「え、！？」
そんなキラキラ目を輝かせて言われたら 断れないよぉ…
ポケットの中からスマホを取り出して 自分の写真ホルダから一枚 お気に入りの写真を見せる。
学校の教室でスマホを使うという 少しばかりの罪悪感と、それがもう許されるというこの不思議な感覚…
JK楽しい…！
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作者名：ゆう | 作成日時：2020年11月21日 21時
