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早速 中島先輩たちが写真を撮り始めるから、私も慌ててカメラを構える。
2人とも写真を撮るってなると、急に表情が変わる…
すごい真剣だし 角度気にしすぎて えげつない体勢になってますよぉ…(小声)
そばにあった、バラにカメラを向けた。
このバラだけ咲いてる。
今日 あったかいから間違えて咲いちゃったのかな？
ふふ、かわいい。
「っ、、」
しばらく 写真を撮るのに夢中になっていると、後ろに ぼん、と人とぶつかる感触がした。
やばい、
急いでカメラを下げて 振り返る
「ご、ごめんなさいっ…！！
後ろ見てなくて…、、………あ、」
目の前の一般の来園してる人とぶつかるより 嫌な人。
「きくち、先輩………」
風磨「ちゃんと後ろ確認してくださーい」
「ごめんなさい……」
あれ……？
怒ってない……？
風磨「何撮ってたの、」
「へ？」
風磨「見せて」
「……あ、はいっ！」
カメラを菊池先輩に渡す
それを受け取って 容赦なく私が撮った写真を次々と見始める菊池先輩
やばい……
下手くそとか、言われるのかな……
ごめんなさいいいい
許してぇ、
風磨「ふーん、意外と上手いじゃん」
「ほ、ほんとですか……！？」
そんなこと言ってもらえるなんて。
風磨「中島目当てかと思ってたのに」
「………」
それ 普通にムカつくんですけど。
今、ちょっとでも 舞い上がってた私が馬鹿みたいじゃん。
カメラを菊池先輩から取り返して 他のお花を探しに行く。
風磨「あ、」
やっぱり、苦手。
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作者名：ゆう | 作成日時：2020年11月21日 21時
