きょもほく、くっつけてみた。

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Hokuto








開始直前、念を押すように樹からかかってきた電話。




もうすぐ始まるね

笑いを含んだ声に、少し呆れ気味で返した。







ニュースを読み上げる時間になって、緊張が襲ってきた。




スタッフさんが 3.2…とカウントを始め、お馴染みのメロディーが流れる。




『SixTONES！

京本大我、松村北斗のらじらーサタデー！』



『はい、えーこんばんは。ジャニーズJrSixTONESの京本大我です』

『こんばんは！ジャニーズJrSixTONESの松村北斗です』




そしてジャニーさんの話を少し、
ラジオはお互いそわそわした感じで始まった。






京本が話していたように、ラジオのテンションまで話し合って臨んだ俺たち。ファンの人にはまさか、俺たちが一週間同居していて、話し合った原因がいわゆる"不仲"ではなく、"喧嘩"だなんて微塵も思わないだろう。






〜〜〜




京「ね、ねぇ北斗、どうする？」


「……どうするって？」


京「ほ、ら…テンション？っていうの？」


「なんでそんなに片言なの？笑」


京「それは、」


「気にしてないって、さっき言ったじゃん。それともあれ？不仲、ってやつ？」


京「不仲、したいわけ？」


「俺は別にどっちでも。したいの？」


京「…したい訳ないじゃん！せっかく、こう、北斗との距離っていうの？縮んだし、元に戻るのは嫌だなって」



「ならいいじゃん、気にしなくて。そんなこと言ってらんないよ、俺たちこれから、手繋ぐんだよ？」


京「……うん」



「手繋ぐ練習でもしとく？」



京「ほえっ！？」



「なにその間抜けな声」






〜〜






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